レースや連続スピード記録にも挑戦
じつは鈴鹿1000kmレースで総合優勝、谷田部のテストコースで72時間の連続スピード記録挑戦にレーシングのトヨタ2000GTで参加した。これらのマシンはエンジン出力も高く、軽量ボディのため、動力性能は高かったが、生産車では動力性能はじつは大人しかった。その後に対米仕様はMF12L型の2.3Lとなりトルクの増強が図られたのもうなずける。 だが、走りで褒めたいのは、X字のバックボーンフレームに4輪ダブルウィッシュボーンのサス。キビキビではないが、GTらしくコーナリングを程よくシャープに狙える。鋭く侵入した後も、リヤはしっかりと粘る! この粘りの程良さが安心してコーナリングができるのだ。乗り心地も不満ない。4輪ディスクブレーキも褒めたい。レースで育ち凛々しいスタイリングのトヨタ2000GTは育ちの良い走る「貴公子」なのだ。