自然と対峙するアウトドアには危険やリスクが沢山
新型コロナウイルスの影響を受けて、人との接触が多い観光地や温泉街、テーマパークに行くことを控える代わりに、程良いディスタンスを保ちながら旅行気分が味わえるキャンプが人気です。そんなアウトドブームの波に乗り「これからキャンプを始めてみよう!」と思っている人も多いはず。
しかし、アウトドアは「自然と対峙する遊び」だけに、危険やリスクをしっかりと認識しておくことが重要です。ここではアウトドア初心者が冒しやすいNG行為をピックアップして、その危険性について解説します。
水辺でのキャンプサイト選びは高台をチョイス!
河原や海辺でキャンプを行う場合、天候の急変を考えてサイトの位置を選びましょう。とくに河原では、上流部にあるダムの放流や急激な降雨によって瞬く間に増水することも少なくありません。テントでの就寝中に急激に水位が上がってしまった場合、テントが流されてしまうだけでなく命に危険が及ぶこともあるのです。 水辺にテントを張るのは気持ちの良いものですが、サイトを選ぶ時には水位が上昇しても対応できる高台を選ぶことがリスクの回避に繋がることを覚えておきましょう。
河原での水遊びには危険がいっぱい
渓流を備えているキャンプ場も多く、とうとうと流れる清流は心を癒してくれます。しかし、河原での水遊びは危険が多く、家族でのキャンプの場合には子供たちから絶対に目を離さないこと。透明度の高い清流は実際の水深以上に浅く見えてしまい、子供たちは深場へと進んでしまうこともあるからです。 また、流れが緩やかに見える場所でも水の力は大きく、流れに乗ると戻ることができなくなるので子供たちの安全を担保するためにもライフジャケットは必須です。上流部に位置する渓流は水温が低く、低体温症になると身体の動きが鈍くなることもあるので、遊びの途中にはしっかりと休憩を取らせてください。もちろん、大人でも飲酒した状態での川遊びは禁物です。