サイトアイコン AUTO MESSE WEB(オートメッセウェブ)

実はハマると相当ヤバい「沼」! 「キャンプ」に欠かせないオススメ「焚き火台」9選

とにかく種類な豊富な焚き火台から機能に特化した最新アイテムを紹介

 焚き火には人それぞれに流儀がある。メジャーブランドの人気焚き火台には多くの人が納得する使いやすさがあるのだが、世の中にはもっといい焚き火台があるはず……とアウトドアショップを巡ってしまう。これこそ「沼」への第一歩だ。

 とはいえ、メジャーからガレージブランドまで、すでに多くの焚き火台が発売されており、さらに今後も続々新製品が登場予定。軽量やワンアクション組みたてなど、こだわりポイントはいろいろあるわけだが、自分向きの1台を見つけ出すのはなかなか大変な作業でもある。そこで今回は「料理」「二次燃焼」をキーワードとする焚き火台をご紹介。焚き火台選びの参考になれば幸いだ。

「焚き火料理」に適した焚き火台

 そもそもゴトクを取り付ければどんな焚き火台でも調理ができるのだが、独自の機能で他を圧倒する焚き火台を集めてみた。

【プロノドアズ・ファイヤースターター】軽量で組み立て簡単なのにダッチオーブン対応

 わずか1.4kg、華奢に見える焚き火台だが、耐荷重は15kg。10~12インチのダッチオーブンを載せて調理できる。 付属のゴトクは小型のシェラカップにも対応するというマルチぶり。側面の2枚の風防はどの向きにでも取り付けられるので風向きにあわせて調整できるのもうれしい。

◆サイズ:53×53×H30cm、重量1.4kg、2万680円
https://pronodoors.com

【ベルモント・TOKOBI&アイアンプレート】火床の下に注目したアイデア焚き火台

 空気を効率よく取り入れるメッシュ火床をステンレスのフレームに吊り下げており、薄型収納を実現。

 ほかにもメッシュ火床を採用した焚き火台はあるが、TOKOBIは火床の下に伝わる熱に注目。本来はゴトクに載せて使う鉄板を、吊り下げればオーブン料理ができるという発明的オプション、アイアンプレートを用意している。

◆TOKOBI:サイズ41.5×46×H32cm、重量2.2kg、1万3000円
◆アイアンプレート:サイズ40.2×22.5cm、重量本体2kg・側板315g×2枚、5500円
http://belmont.co.jp/

【ムースルームワークス・ファイヤースタンド~灯竈~】回転ゴトクが便利 2階建て焚き火も夢じゃない

 五稜星と精霊流しをイメージしたデザインの焚き火台にラージサイズが登場。おもしろいのはゴトクはバーを支点に360度回転するので、保温もらくらく。 ゴトクの上に別売のコンパクト焚き火台、ファイヤースタンド~灯籠~を載せて2階建ての焚き火ができる。 片側を料理専用にして炎を楽しむ、両方とも料理に使う、片側を炭火で暖房専用に……など使い方はいろいろ。

◆サイズ:45×42×H10cm、重量本体5.3kg・ゴトク450g、3万3800円(税込)
http://moose-od.work

【ウルフアンドグリズリー・ファイヤーセーフ、グリルM1エディション、グリルM1クックセット】料理オプションが豊富で軽快に持ち運べる

 ジャバラ式に畳んで持ち運べる焚き火台、ファイヤーセーフは焚き火料理が捗るオプションが豊富。 軽いのに安定感があるゴトク、グリルM1エディションに続き、この春はまな板・グリドル・ヒバチ・容量約2LのポットなどがセットになったグリルM1クックセットを発売。 すべて揃えれば、どこででも不自由なく焚き火料理を楽しめる。

◆ファイヤーセーフ サイズ:28.6×27.8×H5cm、重量910g、1万780円
◆グリルM1エディション サイズ:27.5×27.5×H28cm、重量1kg、1万4080円
◆グリルM1クックセット サイズ:32×13.9×H1.1~6.6cm、重量1.65g、2万2000円
https://aandf.co.jp

【トリパスプロダクツ・グルグルファイヤー】準備不要で吊り鍋料理ができる

 ひと目で「グルグルだ!」とわかる鹿の角のようなポールがポイント。ここにアイアンハンガーを用意しなくても吊り鍋料理ができのだから。しかも焚き火の美しさを見ながら料理が出来上がるのを待てるのは大きなアドバンテージ。

 組み立ては工具不要で、4本の脚に輪っかを載せて角を取り付けるだけ。最初はパズルのように思えるが、解けると簡単だ。薪スタンド付き。

◆サイズ41×41×H67.3cm、重量7.2kg、2万6180円(Mサイズ)
https://products.tripath.co.jp

【ネイチャートーンズ・フュージョングリルミニ】付属の焚き火テーブルが何かと便利

 食材を切ったり調味料を置いたり、調理のちょっとした作業がスムースになるテーブル付き。 テーブルの脇にはシェラカップやトング、お玉などを引っ掛けられるようになっているのも気が利いている。

 スタンドを広げ、V型になるよう4枚のプレートをセットするだけ。重量はあるが、組み立ては簡単だ。

◆サイズ48.5×44×H29cm、重量5kg、1万5180円
https://www.naturetones.net

「二次燃焼」で薪を残さず燃やし尽くす

 焚き火台選びに新たなムーブメントを生みつつあるのが二次燃焼だ。二重壁の間で熱された空気が上部の穴から噴き出し、ススなど不純物が含まれた煙を燃焼するのが二次燃焼。

 煙も残る灰もごくわずかなので、中途半端に燃え残った薪を、小さな二次燃焼型焚き火台で燃やし尽くすという使い方も可能だ。

【DOD・シバレンナ】二重構造のプレートで効率よく熱を反射

 本体前面はメッシュになっているため焚き火台の前に座っているとダイレクトに熱が伝わり、なおかつ二重構造の背面プレートで熱を反射するという焚き火であたたまることをとことん追求した設計だ。 背面プレートは二次燃焼を促すための穴があり、煙が少ないこともうれしい。

◆サイズ27×43×H35cm、重量5.8kg、実勢価格1万6500円
https://www.dod.camp/

【モンベル・フォールディングファイヤーピット】薪をそのままいれられるゆとりの焚き火台

 壁2面が二重構造で両脇の壁面を内側に折りたたんでぺたんこ収納を実現した。 うれしいのは幅42cmを実現したことで、大抵の市販薪をそのままいれられるということ。しかも、深型本体によるドラフト効果と相まって、より煙が少なく燃え残りもごくわずか。 勢いのある焚き火を眺めるもよし、別売りのクッカースタンド(2420円)にダッチオーブンを載せて調理をしてもよし。

◆サイズ30×42×H22cm、重量4.1kg、1万8590円
https://www.montbell.jp

【コニファーコーン・フォールディングストーブ〈パイロマスター2〉】どこにでも連れ出したい収納サイズ

 三角柱の焚き火台でうち2面を二重構造とすることで、超コンパクトなのに二次燃焼が可能。壁1枚の焚き火台に比べ、同じ燃料でほぼ倍の燃焼時間を記録するという。 もちろん燃えかすも少なく、片付けはスピーディーに完了する。ゴトクと本体フレームを一体型とすることで、容量2Lのケトルを載せてもぐらつきなし。頼りになる1台だ。

◆サイズ13×11×H15.8cm、重量420g、9900円
http://conifer-cone.com/

【まとめ】自分にとって「ベスト・バイ」な1品を探す方法とは

 多くのブランドはSNSを通して新しい製品を発信する。焚き火台もしかり。今後も試作の様子など、ちょいちょい写真がアップされることだろう。これは! という焚き火台がまだないなら、ショップめぐりと同時に、SNSをこまめにチェック。最愛の1台に巡り合うまで気長に探したい。

モバイルバージョンを終了