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日産を代表する「GT-R」「 フェアレディZ」! 50周年記念車の「カラーリング」に込められた「熱き想い」とは

投稿日:

TEXT: 酒呑童子  PHOTO: NISSAN,Auto Messe Web編集部,GT-Rマガジン編集部

並び立つ「フェアレディZ」はBREをリスペクト

フェアレディZ 50th Anniversary」は、フェアレディZ生誕50周年を記念したモデル。

50thアニバーサリーの限定車フェアレディZ 初代のS30型フェアレディZがデビューしたのが1969年のこと。GT-RとフェアレディZという、現在も日産を代表するスポーツブランドが誕生した年は同年であった。

 フェアレディZ 50th Anniversaryのレーシーなエクステリアは、1970 年にアメリカの SCCA (スポーツ・カー・クラブ・オブ・アメリカ)のレースで優勝した“Datsun 240Z BRE ”のカラーリングをモチーフとしている。SCCA活躍のDatsun 240Z BRE

 BREとは、アメリカのレーシングカーデザイナー、ピート・ブロックが率いる“Brock Racing Enterprises”の略称。初代フェアレディ240Zは国内のレースでも活躍していたが、メインマーケットであるアメリカ市場でのレース活動ではBREが大きく貢献していた。Datsun 240Z BREのレースシーン

 フェアレディZ 50th Anniversaryのボディカラーは2種類。“ブリリアントホワイトパール(3P)”のボディカラーに“バイブラントレッド ( C)”の 組み合わせと、“ブリリアントシルバー(M)” のボディカラーに“ダイヤモンドブラック(P)”の組み合わせの二つ。ホイールは赤いラインの入った19インチ専用アルミホイール。またフロントフェンダーには50周年記念を象徴するステッカーを配置、リヤにも同じくエンブレムを追加している。フェアレディZ 50th Anniversaryのインテリア インテリアには、レーシングカーをイメージさせるセンターストライプを施したアルカンターラ表皮のハンドルの他、専用キッキングプレート、専用カラーのシフトノブ、専用ステッチを施したパワーシートやドアトリムを採用。さらにシート、シフトノブ周りやメーター内に50周年記念ロゴを配置し、特別仕様であることを主張していた。

 2020年3月までの期間限定販売とされた、2台の特別仕様車NISSAN GT-R 50th AnniversaryとフェアレディZ 50th Anniversary。どちらも日産を代表するスポーツブランドとして、モータースポーツフィールドで活躍した初代のレースカーをオマージュしたエクステリアは、ちょっと派手だけど走りのDNAを感じさせる限定車だった。

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