足まわりのカスタムは「サスペンション」が先か「ホイール」が先か
最近のクルマはノーマルでも見栄えのいいデザインのホイールを採用しているし、サイズ的にも大径化、低扁平化が進んでもっさり感は薄れたし、車高も無駄に高い感じはしなくなっている。一方、その昔はまずは買ったらホイールは社外品に交換して、車高も下げるというのが、クルマ好きの常識だったりした。
とはいえ、クルマ好きなら、ホイールはさらにいいものにしたいし、車高もバリバリ下げなくても程よく下げたかったりする。予算がたっぷりあって全部一気にできればベストだろうが、実際は限られた予算で順に手を入れていくというのが一般的だろう。
足まわりのカスタムとなると、大きく分けて、ホイールとサスペンションとなるが、ホイールを先に変えると、ホイールはハウスの隙間の大きさがどうにも気になることがあるし、逆にホイールはノーマルで車高を下げても、なんだかアンバランスなことが多い。 実際、どう手を入れていくのがいいのだろうか?
「ホイール」から先に交換した方がいい理由
まずは見た目に直接関係するホイールを先に交換したほうがいいだろう。インチアップをしつつ、インセットでうまく合わせれば、ホイールハウスのすき間を目立たなくすることができる。もちろんある程度なら、スペーサーを入れるのもあり。クルマによってはこの段階で、とくに違和感が出ないこともあって、そうなればサスペンションはノーマルでもいいかもしれない。先にも紹介したように、最近は純正状態でけっこう詰められているのでなおさらだ。また乗り心地や操安性も純正でかなりいいので、それをあえて崩すのも考えもの。ホイール交換だけで見た目がよくできればそれに越したことはないとも言える。