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「全塗装」か「ラッピング」か? 愛車の外装を復活させる「最適解」とは

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TEXT: 近藤暁史(KONDO Akifumi)  PHOTO: Auto Messe Web編集部

従来は外装のメンテといえば「オールペン」だったが

 ディテールをカスタムしていくと、気になるというか、欲が出てくるのがボディ全体のイメージ。スタイルに合わせて、カラーリングを変えたくなってくることはある。また、旧車などでボディがくたびれてきたら、補修したくなるし、そのついでに色替えすると気分が変えることもできる。

 そこで行うのがオールペイント、通称オールペンだ。全塗装とも呼ぶように、ボディ丸ごと塗ってしまうことで、やり方にもよるが新車同様にはなる。やり方にもよるというのは、モールやエンブレム、ガラス類は外すのか否かなどで、当然外せばきれいに仕上がるが、手間も費用もかかる。逆に外さないでマスキングで済ませれば安くはなるが、アラはそれなりに目立つことになる。色替え時はなおさらで、ドアの内側やエンジンルームなど、外から見えない部分も塗るかで大きく違ってくる。実際、ドアなどの内側まで塗らずに、元色が残っているとがっくりするのは確かだ。

人気の「ラッピング」そのメリットとは?

 そこで最近人気なのがラッピングだ。その名の通り、ボディをいわゆるカッティングシートを貼るサービスで、当然、専用の耐候性や耐久性が高いシートを使用する。一見するといいように思えるが、メリットとデメリットは当然ある。まずメリットは塗装自体はオリジナルのままで、剥がせば元に戻せるということ。全塗装すると補修歴アリになってしまうので、新車の場合、査定が落ちてしまう。旧車なら全塗装はレストアの意味合いも含まれるので、そのようなことはないし、逆に評価はアップする。

 ほかには、着せ替え気分でいろいろな色が楽しめることだろうか。例えばマットカラーに全塗装にするのは相当な勇気がいると思うが、ラッピングならお試し的に施工できるし、気に入らなければ剥がしてしまえばいい。

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