ハイエースを「家族用」として納得させるための「カスタマイズ」とは
ハイエースといえば仕事道具などを積む商用バンのイメージがある。その印象が強いためか、高い積載性や使い勝手に惹かれたお父さんが家族に購入を相談すると、即答でNGが出ることも多いようだ。 しかし、その印象の悪さをひとつの魔法で解決できる方法がある。それは“ハイエースらしくない”ハイエースを造ること。つまり奥さまも納得のハイエースであれば問題なしというわけだ。
ポイントを抑えて改造すれば「ママ」も納得!
では、どんな魔法を使うのかというと、①バンらしさの払拭、②快適でラグジュアリーな居住性、③非日常へとトリップできる空間演出の実践だ。200系ハイエースで最大ボディ(※救急車用のハイメディックにはスーパーハイルーフと呼ばれるさらに背の高い仕様もある)を誇るスーパーロング(全長5380×全幅1880×全高2285mm)を使って架装することで、奥さまも前向きに検討してくれるようになるはずだ。まぁ、何はともあれグラマラスなキャンパービルドの世界を見ていきたい!
まるでプライベートジェット! ホットスタイルカスタムズ「エアフォース・ワン」
まずはショーカーなどの製作で培ったノウハウを活かしながらプライベートジェットを彷彿とさせる移動空間を叶える、京都のホットスタイルカスタムズが手がける『エアフォース1』(定員4〜7名)だ。
スーパーロングボディのキャンパー特装車をベースに、2列目シートに電動タイプのオットマン付ハイバックキャプテンシート、3列目シートにはベッド展開が可能なREVOシートを備え、さらにフルレザートリム/防振・防音・断熱施工のほか、100V電源や走行充電可能なサブバッテリーシステム、オーディオにまで充実のメニューを取り揃える。
またエアフォースタイプ窓枠レザーパネル仕上げのほか、セカンドボードやベッドフレーム付サイド家具加工、カーペット仕上げ床張り加工、さらに2段ベッドも用意。2列目シート前部の頭上には集中スイッチパネル付のオーバーヘッドコンソールまで装備する。極めつけは運転席後方に設置されたプロジェクター用スクリーンで、映写機は間接照明がムーディなルーフパネル部にインストールされる。
ショーファーカーのようなラグジュアリーな居住性とシート&ベッド展開により実現できる車中泊仕様、さらにカーシアター化によってまさにグラマラスなキャンピングをも叶えてくれる贅を尽くした仕様となっている。