正しく装着するにはISOFIX固定タイプがおすすめ
ただ、このように基準が変わった背景として、シートベルト装着のチャイルドシートを使用する場合、正しく装着されていないことがとても多く、せっかくチャイルドシートに子供を乗せていても、十分な安全性が発揮されないという、残念な現実があります。
シートベルト装着は使用法がわかりにくい上に、確実に締め上げるには相当な力が必要なことがその要因。もしこれからマイカー購入を検討されるのであれば、ISOFIXのある車種を候補とすることをオススメします。子供の成長に合ったチャイルドシートを正しく使い、万が一の際に命を守るために、より実際の状況と安全性の確保がリンクしやすい基準となった「R129」。これを機に、大人の責任として私たちもしっかりと安全意識を高め、大切な命を確実に守っていきましょう。
安全で確実に装着できる「R129」適合モデルを紹介!
■アップリカ「フラディア グロウ ISOFIX 360° セーフティー プレミアム AB」(写真・上左)
日本で初めて「R129」に適合したモデルとして登場。側面からの衝突に備えた頑丈なプロテクター「サイドシールド」と「全身マモールクッション」によって、生後わずかの赤ちゃんの身体を360°全方位で守ってくれる。また、アップリカ独自の平らなベッドがまだすわってない頭と首を安定させ、気道を圧迫せず、腹式呼吸を妨げない理想的な姿勢を保つことができる。ISOFIX固定タイプ。
■アップリカ「フォームフィット ISOFIX 360°セーフティー」(写真・上右)
最先端の規則に対応しながら1歳頃から10歳頃まで長期間で使えるISOFIX取り付けタイプのチャイルド&ジュニアシート。1つのレバー操作で成長に合わせた高さや横幅が調整できる「ぐんぐん成長レバー」が体格の変化に合わせたフィット性を実現。また、ドア側からの衝撃を軽減する頑丈なプロテクター「サイドシールド」やヘッドレストの左右に搭載され頭を大切に守る衝撃吸収材「マシュマロGキャッチ」が採用されるなど万全の安全機能を備える。
■ヌナ「チャイルドシートprym (プライム) キャノピー付」
「使いやすさ」「高いデザイン性」「丁寧な作り」の精神を元に、高品質を追求するベビー用品ブランド『nuna(ヌナ)』から、新基準 i-Size/R129適合の回転式チャイルドシートが登場。横からの衝突を緩和させる「サイドインパクトシールドパネル」を両サイドに搭載するほか、オリジナルの特殊素材で赤ちゃんの頭を包みこみ頭部への衝撃を最小限に軽減する「テイラーテックメモリーフォーム」も採用する。
■ジョイー「i-arc360°キャノピー付」
最新の安全基準 i-Size/R129に適合する回転式チャイルドシート。新生児から4歳頃まで使用することができ、360°クルッと回転させることで赤ちゃんを抱っこしたままでも操作が可能。乗せ降ろしのストレスを軽減する。また「ガードサラウンドセーフティパネル」が側突の衝撃から頭部を守るなど、コンパクトなシートながらワンランク上の安全性も備える。