華麗なインテリアはよく見ると「R1」ベース!
インテリアは、ダッシュボード形状やドアトリムのデザインからベースがR1であることがうかがえる。しかし、メーターパネルやステアリングは2代目インプレッサWRX STIのものがベースであると分かる特徴的なポイントとなっている。自慢のATDシステムの切り替えはインプレッサの光軸調整ダイヤルスイッチをベースとするなど、インテリアには随所に当時のスバル車のパーツを流用しているのが見られるわけだ。
このプロドライブP2は、年間5000台以上の受注があれば、価格を40,000UKポンド(2006年当時で約800万円)に設定することで発売可能だと主張し、WRCで提携関係にあった富士重工業(現・SUBARU)と合弁することで市販も可能だと言われていたが、残念ながら生産には至らなかった。
軽自動車のシャーシにチューニングしたEJ20ターボを搭載し、競技モデルならではの装備を満載したプロドライブP2は、今見てもワクワクしてしまう。のちにテストカーが約565万円で市場に出たと言われているが詳細は不明だ。もし市販されていたら現在でも超一級のスポーツカーでプレミア価格必死となっていたはずだ。