手の届かないポルシェ550 Spiderだからこそ「レプリカ」とはいえ納得の価格!?
現存するオリジナルが望外な価格となったポルシェ550 Spiderだからこそ、数多くのレプリカが登場。その真打となったのが今回紹介するBeck 550 Spiderです。
幕張メッセで開催されるオートモビルカウンシルでもこれまで何度か展示されて注目を集めていましたが、BECK Spiderはアメリカのベック社が、ブラジルのVW工場を買収して製造した550 Spiderのレプリカ なのです。
オリジナルを忠実に再現したスペースフレームのミッドシップに、VWビートル用のフラット4エンジンを搭載したもので、ベース仕様では125psを発生する2Lフラット4を搭載。155psを捻り出す2.2L仕様をオプションで選ぶことも可能です。
もっとも、オリジナルであるポルシェ550 Spiderの550kgには及びませんが、このBECK Spiderも車両重量を600kg台に抑えているために、日常の使用ではアンダーパワーを感じることはないでしょう。そして2021年のオートモビルカウンシルに展示されていたのは2021年式でした。そう、このBECK Spiderは、現在でも新車で手に入れることができるのです。
信頼性も高く、また気軽にドライブできることから、ポルシェ550 Spiderのオーナーの中でも、普段使いの1台としてBECK Spiderを購入されるケースも少なくないとのこと。ファンにとっては羨ましい限りですが、ポルシェ550 Spiderを所有しているかどうかは別にしても、展示されていた仕様で830万円という価格はリーズナブルだと判断していいでしょう。
ポルシェ356 Speedsterのレプリカも
2年ぶりに4月の開催となった今年のオートモビルカウンシルで、Beck Japanのブースには2021年モデルのBeck 550 Spiderとともに、2015年式のBeck Speedsterも出展されていました。 こちらはいうまでもなくポルシェ356 Speedsterのレプリカですが、Beck 550 Spiderと同様に高いレベルで仕上げられており、 730万円というプライスタッグは、ポルシェファンならずとも気になる1台となるでしょう。