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1400万円なら大バーゲン? まだまだ「新車」で買えるクラシック・ミニ

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TEXT: 原田 了(HARADA Ryo)  PHOTO: 原田了,BMW

由緒あるボディの中身は現代版技術の集合体

 ただし、手持ちのクラシック・ミニからコンポーネントをただ移植するのではなく、エンジンなどは完全にリビルトとなっており現在の技術レベルで組み上げたために、オリジナルに比べてパワーアップも果たしています。現代版クラシック・ミニ「MINI REMASTERED」のエンジン

 またヘッドライトが最新のフルバックLEDライトクラスターに交換されていたり、インテリアでもApple CarPlayとAndroid Autoに対応するインフォテインメントシステムが採用されていたり、とまさに現在の最新モデル並みのスペックに生まれ変わっているのです。現代版クラシック・ミニ「MINI REMASTERED」のヘッドライト

 クラシック・ミニ(のスタイル)が気に入っているけれど、汗をかいて乗るのは嫌で、雰囲気(ボディのシルエット)が似ているニュー・ミニなら、という層は少なくないでしょう。でもクラシック・ミニそのものが好きで、それを快適にドライブしたいとなったら……。そんなリクエストへの答えの一つがMini Remastered。そして現場を担当していたスタッフによると「高温の室内で汗をかきながら、ストイックにドライブするだけがクルマ趣味ではないでしょう」とのこと。その言葉には、確かにそんな愉しみ方もある、とまさに目から鱗でした。

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  • 原田 了(HARADA Ryo)
  • 原田 了(HARADA Ryo)
  • ライター。現在の愛車は、SUBARU R1、Honda GB250 クラブマン、Honda Lead 125。クルマに関わる、ありとあらゆることの探訪が趣味。1955年、岡山県倉敷市生まれ。モータースポーツ専門誌の地方通信員として高校時代にレース取材を開始。大学卒業後、就職して同誌の編集部に配属。10年間のサラリーマン生活を経て90年4月からフリーランスに。モータースポーツ関連の執筆に加え、オートキャンプからヒストリックカーイベントまで幅広く取材。現在ではAMWに、主にヒストリー関連コラムを執筆。またライフワークとなった世界中の自動車博物館歴訪を続け、様々な媒体に紹介記事を寄稿している。
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