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トヨタ以外にも「水素エンジン」はあった!「ほぼ」幻に終わった「ロータリー搭載車」9選

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TEXT: 片岡英明  PHOTO: Auto Messe Web編集部、マツダ、日本自動車工業会

日産サニーロータリー

 メルセデス・ベンツやシトロエン、日産、スズキ、ヤンマーなどがREを開発していた。1972年のショーには日産が「サニーロータリー」を出品している。B110型サニークーペのリーダー、エクセレントに独自に開発した500cc×2ローターのREを搭載した。日産サニーロータリー高性能化のために級・排気ともにペリフェラルポートで、燃料供給はダウンドラフト・4バレルキャブだ。S10シルビアに搭載して登場するはずだったが、オイルショックの到来により開発中止となる。

 

マツダRX-01

 バブルが弾け、クルマ業界が元気を失なっていた1995年の第31回ショーに参考出品した2+2レイアウトのスポーツクーペが「マツダRX-01」である。RX-7の先にあるRE搭載のスポーツカーで、RX-7よりコンパクトサイズだが、キャビンもトランクも広かった。前後重量配分も優れている。マツダRX-01
 エンジンはドライサンプ化し、排気側もサイドポートとした自然吸気の13B型(654cc×2)MSP-REだ。新設計の2ローターREで、これをフロントミッドシップに搭載した。目標とした数値は220ps/22.0kg-mである。サスペンションは4輪ともダブルウイッシュボーンだ。

マツダMX-03

 1983年のショーに展示したマツダMX-02を進化させたプレミアムGT。1985年の第26回ショーに出品し、話題となった。4シーターのスポーツクーペで、フルタイム4WD、4輪操舵の4WSを採用している。心臓はレースで実績を積んだ3ローターREだ。ショーカーの最高出力は320ps/7000rpmと発表された。マツダMX-03

 

マツダMX-04

 第27回東モに登場したMX-04はモジュラー式ボディと呼ばれる斬新なコンセプトで登場。クーペ/ロードスターなどボディパネルを交換できる仕組みを採用していた。2ローターREにビス化すカップリング式センターデフをもつフルタイム4WDを組み合わせていた。今見ても斬新なコンセプトにファンはため息をついた。マツダMX-04

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