狭小部には割り箸、ペーパータオルが役に立つ
ここで役立てたいのが、どの家庭にもストックされているだろう「割り箸」だ。なんのことはない。割り箸を使ってセーム革を隙間に押し込むだけ。驚くほど簡単に、素早く水滴を拭き去ることができる。木製なので誤って手を滑らせてもボディへのダメージがないのもありがたい。
「もっとちゃんとしたものが欲しい」なら、ホームセンターなどで手に入る樹脂製のロッド(棒)がおすすめだ。太さ以外に長さも選べるようなので、割り箸では長さ的に厳しい箇所にも適応。柔軟性に富むため、多少力を加えても割り箸のように折れたりせず、入り組んだ箇所にも無理なくセーム革を押し込むことができる。1本わずか数百円という安価もありがたい。
セーム革さえ押し込めないさらに狭い箇所、例えばヘッドライトとフロントバンパーの隙間、あるいはボディパネルとドアミラーやエアロパーツの結合部などに残った水滴はどうか?
ここでも家庭にある身近なものが役に立つ。“ペーパータオル”だ。一度でも使ったことがあれば、その吸水性の高さは知っているだろう。狭い箇所に1枚差し込んで待つこと数十秒。隙間に溜まった水がどんどん吸い出される。
パルプ製と不織布製の2タイプが選べるが、不織布製と比べて吸水性は若干劣るものの、パルプ製のほうが安価で気兼ねなく使えるのがいい(ロールタイプがお買い得)。ただし、「差し込む」際にある程度の強度はほしいところ。表面に補強のためのエンボス(小さな凹凸)加工が施されたタイプが望ましい。
それでもまだ残っている水滴はふるい落とす
ここまで入念に拭き上げてなお、走り出すとしつこく流れ出てくるのが隅々に留まっている水滴だ。筆者の場合は仕上げとして、残留している水滴をふるい落とすようにしている。 方法は原始的だ。前後にクルマを動かすだけ。2m程度前進させたら強めにブレーキを踏んで停止。後退も同様。これを3回、4回繰り返すことで、残留している水滴をほぼふるい落とすことができる。その水滴を拭き取って完了だ。試すなら、くれぐれもほかのクルマや人など、必ず周囲の安全を確認したい。 ちなみに、ブレーキをかけることで、水分の付着で生じるローター表面の酸化=サビの除去が可能。サビは放置しておいても、その後の走行にとくに支障はないようだが、洗車後にクルマを動かさない人には(見た目上の)メリットもある。