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負けられない戦いがある! 軽自動車だらけの200マイル耐久レース「TAKASU.66」開幕

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TEXT: 青山義明(AOYAMA Yoshiaki)  PHOTO: 青山義明

「モータースポーツとして楽しみましょう」というコンセプトで開催

 タカスサーキットの岸下力生さん(左)と、このシリーズに長年参戦してきたナビックの吉田謙一代表(右)は、現在エクゼクティブプロデューサーとして就任。おふたりに話をうかがった。

タカスサーキットの岸下力生さん(左)と、このシリーズに長年参戦してきたナビックの吉田謙一代表(右)

岸下さん:「ミニサーキットは本来ショップさんなどの走行会やレースイベントなどで貸し切り利用していただくカタチがメインです。しかし地方の弱いところもあって自分たちで企画して何かできないか? と考えていたところ『独自で軽自動車の耐久レースをやりたい』というショップさんからお声掛けをいただきました。ただ『貸し切り料金を考えると結構きつい』という話になり、そこでタカスサーキットが主催してショップさんにはエントラントに回ってもらう形でこのシリーズを立ち上げたのです。そんななかナビックの吉田さんにも参加者として協力していただいてきました。おかげさまでイベントの盛り上げにもご協力いただき、当初は18台分のピットが埋まらないような状況でしたが、最近はもうこれ以上来ないでほしい……(笑)と思うくらい大盛況です。シリーズ当初から『モータースポーツとして楽しみましょう』というコンセプトで、和気あいあいゴルフコンペのような雰囲気でイベントを楽しんでいただきたいと思ってやっています」

吉田さん:「岸下さんの志にわれわれも共感してお手伝いさせてもらっています。今回もそうですが、レースが終わるとみんなレースの緊張から開放されて仲良くしていますよ「CROSS OVER REV!」にも協力いただいて痛車ミーティングなども昨年開催したのですが、新型コロナに邪魔されている状態です。コロナが終息したら山口かつみ先生にもお越しいただき派手にイベントを打っていきたいなと思っています。他にもこのTAKASU.66でさまざまなアイデアがあるのですが、それを岸下さんがカタチにしてくれるのでとても良いイベントになっています。これからもどんどん良い企画を考えていきますよ」。

 おふたりの話を聞いているとTAKASU.66への愛にあふれ、それがイベントの成功につながっているのだろうと実感できる。2021年のシーズン開幕戦には初参加のチームから常連組のツワモノたちを含めた全23チームが参戦。8月開催の第3戦「8時間耐久」は人気イベントであり、出場するためには第1戦もしくは第2戦へのレース参加が条件。開幕戦には腕試しでエントリーしたチームもあったようだ。

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