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ぶつけられても「自己責任」ってマジ? サーキットで起こりうるトラブル「5つの事例」とその対処法

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TEXT: 佐藤 圭(SATO Kei)  PHOTO: Auto Messe Web編集部

他車にトラブルが発生した場合

 ラストは自分のクルマではなく、他車にトラブルが起きたときについて考えよう。基本的には自分もコースを走っている以上、オフィシャルにすべて任せるのがセオリーだ。黄旗や赤旗が出たらそれに従った行動をし、二次災害の発生に留意するしかない。アクシデントへの対応はオフィシャルに任せることが手助けでもある 車両火災のような大きな事故を見かければ、平常心を保てないのも十分に理解できる。火が見て分かる程度に小さかったり煙が出ている程度で、自分が頭からつま先まで耐火性の装備に身を包んでおり、さらに十分な容量の消火器を搭載し使い方も熟知していて、まだレスキューが現場に到着していない、こういった限られた状況での判断が必要な時もあるかもしれない。

 だがそのような事態を除いては、非情なようだが素人にできることは何もなく逆に危険なのだと認識しておこう。サーキットで自分や他人に起きたトラブル対処法としての最適解は、被害の拡大を防ぎながらオフィシャルの仕事をジャマしないことに尽きるだろう。

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  • 佐藤 圭(SATO Kei)
  • 佐藤 圭(SATO Kei)
  • 1974年生まれ。学生時代は自動車部でクルマ遊びにハマりすぎて留年し、卒業後はチューニング誌の編集部に潜り込む。2005年からフリーランスとなり原稿執筆と写真撮影を柱にしつつ、レース参戦の経験を活かしサーキットのイベント運営も手がける。ライフワークはアメリカの国立公園とルート66の旅、エアショー巡りで1年のうち1~2ヶ月は現地に滞在。国内では森の奥にタイニーハウスを建て、オフグリッドな暮らしを満喫している。
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