この記事をまとめると
■普通の何気ない行動が迷惑行為になっていることも
■周囲の人への配慮が大事
■みんなの思いやりで楽しい思い出に
迷惑行為と安全対策を知ることからはじめる!
空前のアウトドアブームに乗り「キャンプを始めてみようかなぁ」と考えている人も多いはず。雄大な自然を相手に楽しむアウトドアやキャンプは楽しいものですが、しっかりとルールを守るのがお約束。他人に迷惑をかけず、安全を第一に考えて行動することでアウトドアという趣味は成立するのです。今回はアウトドアでのNG行為にスポット当てて解説したいと思います。
【NG行為その1】静かに楽しみたいキャンパーへの迷惑行為
最近ではキャンプ場に最新のガジェットを持ち込み音楽やプロジェクターを使って楽しむ人も増えているようですが、キャンプ場は自然の中にあっても公共の施設。静かに楽しみたいと考えているキャンパーも少なくありません。自分たちの楽しみのために周囲に迷惑をかける行為はNGです。 夜の花火も同様で爆発音やロケット音が出るもの、多量の煙が出るものを避け、迷惑にならない場所で楽しんだ後はしっかりとゴミを回収してください。また、深夜にクルマのドアやロックを開閉するのも避けましょう。スライドドアの音やロック時の「ピピッ」という警告音も耳触りに感じてしまいます。
【NG行為その2】たき火に使う「薪」はしっかりと乾燥させたものを使う
キャンプでの楽しみのひとつが「たき火」です。ゆらゆらと揺れる炎を眺めるひと時は「癒し」を与え、日頃のストレスを消し去ってくれるキャンパーならでは醍醐味。そんなたき火ですが意外と迷惑なのが「火の粉」と「煙」。パチパチとはぜる火の粉が舞い上がると火の粉がテントやタープに穴を開けることもあり、最悪の場合には周囲の枯れ草などに燃え移り火災を引き起こす原因になるのです。
また、風向きによっては煙が他のキャンパーのテントに流れ込むこともあり、たき火をする場合には風向きにも注意を払ってください。煙の大きな原因になるのが乾燥していない薪。流木や枯れ枝など乾燥していない薪を使うと内部の水分によって不完全燃焼を起こし大量の煙を発生してしまうのです。たき火をする場合には必ず乾燥した薪を使用し、周囲のキャンパーに迷惑をかけないように心掛けましょう。 キャンプ場によっては直火を禁止している場所もあるので、しっかりとローカルルールを確認してから楽しんで下さい。
【NG行為その3】共同で使用する洗い場やトイレは汚さない
当たり前のことですが、キャンプ場に整えられた共同の洗い場やトイレを汚さないこと。使用した後は他のキャンパーの事を考え、しっかりと美しい状態を保つこと。洗い場では排水溝に溜まったゴミや汚れをしっかりと取り除き、付着した汚れもきれいに洗い流してください。 また、洗い場を独占することなく利用したい人とシェアして気持ち良く使うことが重要です。トイレも同様、汚してしまったら掃除をしてキレイに使うことは当たり前。トイレットペーパー以外のものを流すことやゴミを捨てるのは論外です。
キャンプサイトからトイレが遠いという理由で、トイレ以外で用を足してしまうこともご法度です。みんなが気持ち良く快適に過ごせるように利用することがフィールドを守り、キャンプ場を快適に利用する基本なのです。