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えっ、クルマのドアロック音「ピピッ」も耳障り? オートキャンプで実は御法度の「NG行為」5選

絶対にやってはいけないキャンプNG行為

この記事をまとめると

■普通の何気ない行動が迷惑行為になっていることも
■周囲の人への配慮が大事
■みんなの思いやりで楽しい思い出に

迷惑行為と安全対策を知ることからはじめる!

 空前のアウトドアブームに乗り「キャンプを始めてみようかなぁ」と考えている人も多いはず。雄大な自然を相手に楽しむアウトドアやキャンプは楽しいものですが、しっかりとルールを守るのがお約束。他人に迷惑をかけず、安全を第一に考えて行動することでアウトドアという趣味は成立するのです。今回はアウトドアでのNG行為にスポット当てて解説したいと思います。

【NG行為その1】静かに楽しみたいキャンパーへの迷惑行為

 最近ではキャンプ場に最新のガジェットを持ち込み音楽やプロジェクターを使って楽しむ人も増えているようですが、キャンプ場は自然の中にあっても公共の施設。静かに楽しみたいと考えているキャンパーも少なくありません。自分たちの楽しみのために周囲に迷惑をかける行為はNGです。 夜の花火も同様で爆発音やロケット音が出るもの、多量の煙が出るものを避け、迷惑にならない場所で楽しんだ後はしっかりとゴミを回収してください。また、深夜にクルマのドアやロックを開閉するのも避けましょう。スライドドアの音やロック時の「ピピッ」という警告音も耳触りに感じてしまいます。

【NG行為その2】たき火に使う「薪」はしっかりと乾燥させたものを使う

 キャンプでの楽しみのひとつが「たき火」です。ゆらゆらと揺れる炎を眺めるひと時は「癒し」を与え、日頃のストレスを消し去ってくれるキャンパーならでは醍醐味。そんなたき火ですが意外と迷惑なのが「火の粉」と「煙」。パチパチとはぜる火の粉が舞い上がると火の粉がテントやタープに穴を開けることもあり、最悪の場合には周囲の枯れ草などに燃え移り火災を引き起こす原因になるのです。

 また、風向きによっては煙が他のキャンパーのテントに流れ込むこともあり、たき火をする場合には風向きにも注意を払ってください。煙の大きな原因になるのが乾燥していない薪。流木や枯れ枝など乾燥していない薪を使うと内部の水分によって不完全燃焼を起こし大量の煙を発生してしまうのです。たき火をする場合には必ず乾燥した薪を使用し、周囲のキャンパーに迷惑をかけないように心掛けましょう。 キャンプ場によっては直火を禁止している場所もあるので、しっかりとローカルルールを確認してから楽しんで下さい。

【NG行為その3】共同で使用する洗い場やトイレは汚さない

 当たり前のことですが、キャンプ場に整えられた共同の洗い場やトイレを汚さないこと。使用した後は他のキャンパーの事を考え、しっかりと美しい状態を保つこと。洗い場では排水溝に溜まったゴミや汚れをしっかりと取り除き、付着した汚れもきれいに洗い流してください。 また、洗い場を独占することなく利用したい人とシェアして気持ち良く使うことが重要です。トイレも同様、汚してしまったら掃除をしてキレイに使うことは当たり前。トイレットペーパー以外のものを流すことやゴミを捨てるのは論外です。

 キャンプサイトからトイレが遠いという理由で、トイレ以外で用を足してしまうこともご法度です。みんなが気持ち良く快適に過ごせるように利用することがフィールドを守り、キャンプ場を快適に利用する基本なのです。

【NG行為その4】食材は最小限にとどめ、ゴミは自宅に持ち帰る

 キャンプ場を苦しめているのがゴミの廃棄問題です。大量に持ち込んだ食材を使いきれずに不法投棄したり、ビニール袋やプラスティックのトレイ、ビールやジュースの缶、ペットボトルを分別せずに捨てて行くキャンパーも少なくないとのこと。 また、近隣のコンビニや高速のサービスエリアのゴミ箱に捨てて行く人も多いそうです。ゴミ問題によって閉鎖されたキャンプ場もあり、そんなトラブルを防ぐためにも自宅で下ごしらえをして余分なゴミをキャンプ場に持ち込まず、ゴミは自宅に持ち帰って捨てるのが最低限のマナー。キャンプ場の負担を少しでも減らし、快適に過ごせる空間を維持してもらうことを心掛けましょう。

【NG行為その5】天候の変化に注意し、出掛ける場所を家族に伝えておく

 キャンプやアウトドアは自然を相手にする趣味ですから、事前に天候や環境を確認しておくことが重要になります。

 キャンプ地周辺の天気予報や最高・最低気温を把握して置くことで、急激な天候の変化や気温の変化に対応することができるのです。自然の変化に敏感になることもアウトドアの基本。自分がいる場所だけでなく、川の上流方向の空に雨雲がかかっていないか、河川の水量が増えていないかを常に確認し、水の色が急に濁ってきたら高台へ避難すること。

 水の急激な濁りは川の上流部で大量の雨が降っている証拠であり、ダムの放水によって急に水位が上がることもあるからです。また落雷や突風、ゲリラ豪雨などにも気を配り「自然が牙を剥くこともある」というリスクを常に考えておくこと。万が一の場合を考え、家族や知り合いにキャンプの場所、キャンプ場の連絡先を知らせておきましょう。山深いキャンプ場の場合、携帯電話が圏外になることも多く、連絡がつかないこともあるので注意してください。 旅館やホテルでの宿泊とは異なり、他人と接触する機会が少なく宿泊することができるキャンプですが、時勢に逆らうことなくマスク、消毒、手洗いを忘れてはいけません。そして、ここで紹介したNG行為だけでなく、他の人の迷惑になること、命やケガのリスクに繋がることを避け、楽しいアウトドアライフを満喫してください。不要不急の外出を避けることは重要ですが、人の多い観光地やテーマパークで気軽に楽しめなくなった今、感染リスクの低いアウトドアという新しい“おでかけ”を楽しみましょう。

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