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「夏キャンプ」前に必読! クーラーボックスをもっと効率的に使う「4つのポイント」

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TEXT: 大森弘恵  PHOTO: 大森弘恵

キャンプでの生鮮食品保管に欠かせないクーラーボックス

 夏のキャンプには必需品とも言えるクーラーボックス。断熱材をたっぷり使った保冷が自慢のハードクーラーや、庫内を氷点下にしてアイスクリームを保管できる保冷材もある昨今だが、置き場所や使い方次第では思いのほか早く庫内の温度が上昇することもある。ここでは、できるだけ温度上昇をゆるやかにするために注意すべきポイントなどをあげてみたい。

 

【置き場所】風通しのよい日陰に置こう

 いくら高機能のクーラーボックスでも、炎天下に放置しておくと庫内にも影響がある。そこでタープの下にクーラーボックスを置くのだが、できればスタンドを設けその上に載せるのがいいだろう。日差しで焼けた石やブロックなどの上に直接クーラーボックスを置くと、底から熱の影響を受けてしまうし、地面に近いほど埃が入りやすい。スタンドに載せることで環境はかなり違ってくる。クーラーボックスの置き方

 なお、オープンタープの場合は時間帯によっては日差しがクーラーボックスにかかることがあるので、その際はタープの角度を微調整するか、クーラーボックスの上にシートをかけるなど工夫しておこう。

 

【入れる物】何もかも入れず開閉回数を減らそう

 なんでもかんでもひとつのクーラーボックスに詰めていると、開閉する回数が増え、そのたびに熱気が庫内に侵入する。ソフトクーラー

 大きなクーラーボックス1個にまとめるよりも、肉・乳製品用のハードクーラー、野菜と調味料用のソフトクーラー、飲み物用のソフトクーラーにわけておくのが理想。使用頻度の高いものと、庫内をできるだけ冷やしておきたい肉・乳製品用クーラーをわけることで温度管理がしやすい。さらに、玉ねぎやじゃがいものような根菜は冷やす必要がないので、クーラーボックスの数は多いが小型ですみ、持ち運びも楽になる。

 

【保冷材】氷も併用すると保冷力はさらに向上

 いくらパワフルな保冷材でもひとつだけでまかなうことはできない。板氷や凍らせたペットボトルを用意し、保冷材とくっつけるようにして入れておくと効果的だ。また、保冷材はケチらずたっぷり用意。野菜だけなら冷やしすぎ禁物なので控えめでいいが、肉・乳製品の保管にはクーラーボックスの底に広げたときに、一面を覆うくらいの量は必要だ。もちろん、氷が溶けたら都度追加したい。クーラーボックスの水抜き口

 ちなみに、クーラーボックスの底に水が溜まったら随時水抜き穴から流しだしておくと、解凍スピードを抑えられることも覚えておきたいところだ。

 

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