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初心者必見! 軽キャンピングカーで2週間ガチで車中泊した記者が語る「必須装備」と「醍醐味」

3密を避けられる今注目の車中泊の魅力

 新型コロナウイルス禍により車中泊への注目が高まっている。その理由としては「3密を考えると万一の災害の時の避難所、インターネットカフェやスーパー銭湯の仮眠所などを簡易宿泊所に使うのを避けたい」「家族が新型コロナウイルスに感染したら、お世話をする人以外はどこかに避難させたい」といったことが挙げられる。そこで今回は車中泊に便利な、あるとうれしい機能、そして車中泊の魅力をお伝えしたいと思う。

車中泊の際に便利&ほしい装備

【フラットになるシートかフロア】

 これは熟睡するために重要で、同時に車中泊が長期間になるのであればマットも必要。フラットになるスペースを確保できるなら、格納したリヤシートとラゲッジスペースをつなぐという形でもいい。

【椅子と机】

 車中泊の旅が長く続くなら、椅子と机があると、食事やデスクワークなどに使えて便利。備え付けのものがベストだが、座椅子とちゃぶ台でも十分だ。

【100V電源】

 100V電源が使えればパソコンやスマホの充電、調理家電やケトルの使用など、駐車時にできることが一気に増える。それなりの電気を使う場合は、最低でもハイブリッドカーがおすすめだ。電気自動車もいいが、使える時間に限りがあるため、プラグインハイブリッドの方が自由度は高い。またエンジン車ならグリーンバディやデリカD:5のD:POPにオプション設定されているサブバッテリー(ソーラーパネル付きならなおいい)があると最高。

【エンジンをかけずに使える空調】

 エンジンをかけながら停車するというのは避けたいだけに、プラグインハイブリッドの冷房や充電環境があるなら電気自動車の冷暖房はありがたい。暖房だけなら燃料を使うFFヒーターという手もある。

【イージードアクローザー】

 深夜早朝にトイレなどに行く際、ドアの開閉音は周りの迷惑もあり極力小さくしたい。その際にうれしいのがイージードアクローザーだ。自動ドアの場合には自動ドア機能をオフにすると、イージードアクローザーだけ使えるクルマもある。

【室内高の高いクルマ】

 室内高が高いとウォークスルーや着替えがしやすい。ポップアップルーフ付きなら、ルーフの出入り口を使えば立って着替えることもできる。

【車内にポールが付けられる】

 これは主に衣類を干すため。ポール設置用の穴のあるクルマも増えており、洗濯物を干すなら紐をひっかけて代用もできる。

 

経験者が語る「車中泊」の魅力とは

 じつは以前、筆者はキャンピングカーを借り、一般道を使用して北海道を目指すという企画を担当した。目的地である北海道では、車中泊で北海道を1周するという体験をした。このとき2週間連続で車中泊をしたが、非常に楽しい日々だった。この貴重な体験から、車中泊の魅力もお伝えしたい。

【行動の自由度が増える】

 宿に泊まる旅の場合、クルマで自由に動けるとしても宿に合わせた行動が前提となる。しかし、車中泊なら目的地の変更も自由。チェックアウトで荷物をまとめる必要がないのも、地味にありがたかった。

【費用がリーズナブル】

 宿泊費がかからない分、浮いたお金で食事を豪華にする、お土産に回すなど、いつもよりもワンランク上の旅を体験できる。

【車中泊がもたらす出会い】

 北海道を1周すると、「昨日も今日も目的地が一緒」という人も出てくるもので、夕飯をご一緒することもあった。車中泊していなければこの出会いはなかっただろう。このように、車中泊の魅力は多い。クルマのタイプにこだわらず、一度、車中泊の旅をしてみることをおすすめしたい。

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