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超人気アニメ&映画でも大活躍! 名車「フィアット500」が今なお愛されるワケ

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TEXT: 近藤暁史(KONDO Akifumi)  PHOTO: FCA/チンクエチェント博物館

限られたパッケージングの中に詰め込まれたメカニズム

 最後にオーナーでも自分でイジらない人にはわからないメカの魅力を紹介すると、まずエンジンはバイクのように小さな空冷2気筒(もちろん500cc)で、たった18馬力しかないのに、まあまあ不満なく走るのが凄いところ。

フィアットの500のメカニズム

 空冷ファンの回し方や実質的にマニホールドなしのヘッド直付けのキャブレターは他にはなかなか見られないものだし、同じRRが全盛だった日本の360cc軽たちとはまったく違う手法だ。

 また足まわりは限られたなかで最大限に凝ったもので、とくにフロントはリーフスプリングを横にして左右をつなぐことで省スペース化を図っている。それだけでなくスタビライザーの効果も同時にもたせているのはアイディアものだ。

現在はEV車として楽しむこともできる

 ただ「パーツは手に入りやすいからいいですね」とよく言われるように、維持のしやすさが魅力のひとつと思われているフシがあるが、最近は品質が極悪なものもある。ないよりましを通り越して、ないほうがましと言ったほうがいいものもあったりするのは余談だが、現実でもある。フィアット500のパーツ

 まだまだ魅力を言い出したらきりがないが、ベースとしての完成度の高さや素性のよさゆえ、アバルトがチューニングしたり、パーツを販売して自分好みに仕上げることができたのもチンクエチェントの魅力のひとつだし、現在であればEV化してより気軽に楽しめるようになっているのも現代流の楽しみ方だろう。

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