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VW8代目ゴルフがついに日本上陸! ライバルを常にリードしてきた「歴代モデル」をおさらい

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TEXT: 島崎 七生人(SHIMAZAKI Naoto)  PHOTO: Auto Messe Web編集部

●ゴルフ6:5のビッグマイナーチェンジ版

 ゴルフ6は事実上、5世代目がベースの大幅刷新版だった。とはいえアウタースキンは一新され、フロントマスクは最新の7に通じるデザイン。ゴルフ6 それもそのハズで、7と同じくワルター・デ・シルヴァがVWのデザインの目利きになってからのモデルなのだ。インテリアも5を基本とし、インストルメントパネルは基本レイアウトを踏襲しながら新しくなっている。ゴルフ6 またワゴン版のヴァリアントも足並みを揃え、5をベースにフロントまわりを中心に外観をアップデートした。ゴルフ6
 エンジンもダウンサイジング化が推し進められ、モデル末期は1.2L&1.4LTSIの2本立てとなった。いずれも乾式の7速DSGと組み合わせた。2Lエンジンは2種類のチューンを用意し、GTIとRに搭載した。
 また「ブルーモーションテクノロジー」と称し、環境対応、高効率を実現するための機能も搭載。スタート&ストップシステム、ブレーキエネルギー回生システムなどがそれだ。電動パワーステアリングの採用、2年間無料地図更新付きの純正ナビゲーションなど、機能の充実ぶりも見逃せない。ゴルフ6
 この世代ではカブリオレも新しいモデルが登場している。イオスに代わりソフトトップ(もちろんフル電動)に戻された4座席オープン。フロントウインドウの傾斜はハッチバックより強め、よりスタイリッシュさを意識したモデル。初代以来のカルマン社工場製だ。

●車名:ゴルフ6(2009年モデル)●グレード:TSI Comfortline●全長×全幅×全高:4210×1790×1485mm●ホイールベース:2575mm●車両重量:1290kg●エンジンタイプ:直4DOHCターボ●排気量:1389cc●最高出力: 90kw[122ps]/5000rpm●最大トルク:20.4kg-m[200N・m]/1500-4000rpm●トランスミッション:7速DSG●サスペンション(前/後):ストラット/4リンク●タイヤサイズ(前・後):205/55R16●価格(税込):275万円(2009年モデル)

●ゴルフ7:MQBプラットフォームを採用

 日本市場での発売開始は2013年6月25日。VWグループの新モジュール戦略“MQB”をベースに新開発された初のVW車で、軽量化による歴代モデル最高の低燃費や自動気筒休止システムの投入、9エアバッグ、プリクラッシュブレーキの標準搭載などが特徴。ゴルフ7
 電動パーキングブレーキ、ACC(全車速追従機能付き)などもこの世代から投入された新規装備。ボディサイズは“6型”に対して全長+55mm、全幅+10mm、全高ー25mm、ホイールベース+60mm。ゴルフ7 VWグループデザインの責任者(当時)のワルター・マリア・デ・シルヴァ監修のデザインは、水平基調、太いCピラー、美しい面構成など、初代からのアイデンティティを受け継いだもの。欧州と日本のカー・オブ・ザ・イヤーを獲得し高評価も得た。ゴルフ7 当初は1.2Lと1.4LのTSIエンジンでスタートし、GTI(2013年9月発売)、ヴァリアント(同年12月発表、2014年1月より販売)ほか、280ps/380N・mの高性能2L TSI+4MOTION搭載のR、GTIおよびRの6速MT車の追加設定(2015年6月)、オールトラック(2015年7月)、プラグインハイブリッドのGTE(2015年9月)、GTI Club Sport Track/Street Editionなど意欲的な展開をみせた。ゴルフ7

 

●車名:ゴルフ7(2013年モデル)●グレード:TSI Highline●全長×全幅×全高:4265×1800×1460mm●ホイールベース:2635mm●車両重量:1320kg●エンジンタイプ:直4DOHCターボ●排気量:1394cc●最高出力: 103kw[140ps]/4500-6000rpm●最大トルク:25.5kg-m[250N・m]/1500-3500rpm●トランスミッション:7速DSG●サスペンション(前/後):ストラット/4リンク●タイヤサイズ(前・後):225/45R17●価格(税込):299万円(2013年モデル)

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