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日本では「カニ目」の愛称で有名! 1/18スケール「オースチン・ヒーレー・スプライトMk1」が登場【京商】

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TEXT: AMW 米澤 徹(YONEZAWA Toru)  PHOTO: 京商

卓上で楽しむクラシックカーの世界

 スーパーカーから大衆車までさまざまなモデルカーをラインアップする模型メーカーの京商。同車のオリジナルダイキャストモデルから1/18スケールの「オースチン・ヒーレー・スプライトMk1」が6月10日に発売された。早速紹介をしていこう。

 1958年から1961年まで生産されたスプライトMk1は、ドナルド・ヒーレーによって設計されたブリティッシュ・ライトウェイト・スポーツカーだ。3年間で4万897台が世に送り出されたオースチンの名作といえる。1/18スケールの「オースチン・ヒーレー・スプライトMk1」

 子供から大人まで、クルマを見ただけでおもわず微笑んでしまいそうなスタイリングが印象的だ。出目金のようなヘッドライトは、当時のアメリカの安全基準で決められていた前照灯の高さに合致するため取り付けられたと言われている。日本では「カニ目」、海外は「フロッグ・アイ」という愛称で呼ばれている。1/18スケールの「オースチン・ヒーレー・スプライトMk1」

 リヤはシンプルなデザインとなっており、給油口にテールランプ、ナンバー灯など必要低減の装備しかないのも特徴だ。ホイールはメッキキャップ付きでオースチンヒーレーのAHのロゴが入る。1/18スケールの「オースチン・ヒーレー・スプライトMk1」

 車両重量はわずか600kg弱に抑えられた車体に、948cc直列4気筒OHVエンジン(42.5ps)を搭載。エンジンフードはフェンダーごと、ガバッと開くカウル式になっている。モデルカーでも再現されており、開けばラジエターや2基のSUキャブレターやダブルウイッシュボーンサスペンションなどが当然現われてくるわけだ。1/18スケールの「オースチン・ヒーレー・スプライトMk1」

 インパネまわりはとてもシンプルで、メーターとスイッチ類がずらり並ぶ。一番左から油温/水温計、スピードメーター、タコメーター、フューエルゲージとなっている。また、コクピットは背もたれは薄型だが、座面は厚みのあるバケットタイプのシートに2本スポークの大径ステアリングを組み合わせる。ドアの内張りも開閉オープナーやポケットなど抜かりなく表現されている。

 ミニカーのリヤアングルを見ても分かるとおり、トランクを持ち合わせないスプライトMk1。荷物などはシート後方に収納スペースとスペヤタイヤ備えている。その再現力は、さすが京商。幌骨はもちろんのこと光を当てるとスペアタイヤまで再現されているのだから驚く。

 数あるボディカラーの中から今回モデル化されたのは、オールドイングリッシュホワイトに赤内装とスピードウェルブルーに青内装を組み合わせた2種類。実車に設定されていたモスグリーンやレッド、ブラックなどもぜひ商品化してほしいところだ。

 価格は開閉機構付きで2万900円(税込)。全国の模型店およびインターネットで購入することが可能だ。

【詳しくはこちら】

◆オールドイングリッシュホワイト
https://dc.kyosho.com/ja/ks08953ew.html

◆スピードウェルブルー
https://dc.kyosho.com/ja/ks08953sbl.html

【お問い合わせ先】
京商株式会社 お客様相談室
◆tel. 046-229-4115
※13:00~18:00(月曜~金曜日、祝祭日を除く)

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  • AMW 米澤 徹(YONEZAWA Toru)
  • AMW 米澤 徹(YONEZAWA Toru)
  • 1991年生まれの秋田県出身。15歳のときに上京し勉学に勤しむも、高校生時代から東京都内をカメラ片手に自転車に乗って、神出鬼没、車屋巡りをする日々を送る。社会人になり、その時に出入りしていた趣味系自動車雑誌の元編集局長に呼ばれ、交通タイムス社に入社、現在に至る。イタリア車が趣味の中核ではあるものの、クルマに関連する本やミニカーを集めまくる根っからの収集癖おさまらず……。古書書籍、ミニカー、これらの山の中で生活を続けている編集者。
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