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梅雨どきのアウトドアは全然「あり」!「雨キャンプ」を100倍楽しむ方法

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TEXT: 猪狩清十郎  PHOTO: Auto Messe Web編集部,Illustration ; 猪狩清十郎,写真AC

普段のスタイルを変えて グルメキャンプを楽しむ

 キャンプにはさまざまなスタイル、趣向がありますのであくまでひとつのアイデアに過ぎませんが、雨キャンは多めの食材とドリンクを用意してグルメキャンプにしてしまうことをおすすめします。タープから出られませんし焚火もタープ内では憚られますので、火床は炭火を利用しバーベキュー、煮込み、あるいは普段なら手間を考慮して簡素に済ませいていた手のこんだ料理にあえてトライしてみるのも一興です。自然に触れ合いながらの料理三昧も楽しい

 いつもなら重くてつい持っていくのをためらうダッチオーブンでパン作りにトライしてみたり、家ではできない炭火の強力な火力で、中華鍋で酒のツマミを量産するのも楽しいです。七輪など炭火の火床を複数用意すると煮込みと焼物を同時に調理できますので、テーブルの上で焼き鳥を楽しみながら煮込みを作ることも可能です。雨上がりを待ちながらエネルギー補給メインの雨キャン

 大型のクーラーボックスを複数用意して、ぜひ多めの食材とドリンクを詰め込んでグルメキャンプを楽しんでみてください。できれば調理道具もキャンプナイフよりペディや包丁が使いやすく、まな板も大きめのものが使いやすいです。料理仕込み時間がたっぷりの雨キャンには豊富な食材を

 最後に、雨キャンのあれば助かる小物と注意点を並べておきます。

■その他雨キャンを充実させるギア

・ペグは30cm級の鍛造ペグが安心

・小型のスコップは雨水溝づくりやクルマのスタック時に

・シート類は荷物の雨よけ、濡れ防止に

・多めのタオルと乾いた着替え(触れた衣服は不快かつ体温を奪う)

・ウエス(雑巾)で泥汚れに対応 

・両手が使えるレインウエアが安全

・傘はトイレ時などに重宝

・ロープはタープ下に物干しを作れる

・大きめのゴミ袋が重宝(乾いた衣類・タオルを入れ濡れ防止。撤収時は濡れ物・汚れ物などを収納)

・長靴もしくは濡れても気にならないビーチサンダルがあると便利

・新聞紙(雑巾代わり、焚火着火時の雨よけ、灰の始末など)

■雨キャンプの注意点

・天気予報などをこまめにチェックし豪雨・強風・落雷・増水など荒天が予想されるときは早めに撤収・避難を判断しましょう。管理棟がある場合は管理者に聞くなどローカル情報も収集してください。

・四方が開放されたタープ内では一酸化炭素中毒はほぼ起きませんが、テント内での火気使用は火災および一酸化炭素中毒による死亡リスクが非常に高く大変危険です。

・夏場の車内は高温になりますのでガスボンベの温度管理に注意してください。

・刃物類は適切に梱包・運搬してください(銃刀法・軽犯罪法に抵触します)。

・斧・ナタ・ナイフ類は適切な安全管理と危険予知の元で使用しましょう。特にお子さんが大ケガをするリスクに留意してください。

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