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通信量を気にせずドライブを満喫! カロッツェリアのスマホ連動オーディオと車内Wi-Fiの組み合わせが最強だった

DCT-WR100D

車内Wi-Fiと組み合わせて日々の通勤も快適!

 手軽で使い勝手の良い車載AV環境を考えたとき、スマホの車内利用を考えるユーザーも多いだろう。スマホホルダーを取り付けてアプリを使ってナビゲーションなどを利用するケースだ。

 そんなスマホの車内での利用を最適化するユニットが、パイオニア・カロッツェリアがリリースする「MVH-7500SC」だ。1DINサイズのボディにスマホをセットできるクレイドルを備えた、ほかでは見られないかなり個性的なユニットだ。車内でのスマホ利用を便利で快適にする工夫が込められた、注目のユニットなのであらためて注目してみた。

容量無制限で長距離ドライブも快適に!

 車内のスマホ利用は便利なのだが問題はデータ量だろう。ストリーミング再生などを利用し続けると、どんどんデータを消費してしまう。そこで注目したいのがカロッツェリアの車載用Wi-Fiルーター「DCT-WR100D」だ。

 容量無制限のWi-Fi環境を車内に作ることができ、「MVH-7500SC」と「DCT-WR100D」+スマホを組み合わせて使えば、ナビや多彩なストリーミングサービスでのデータ量を気にすることなく利用できるのだ。パイオニアが近年打ち出している車内のオンライン化、クルマWi-Fiをスマートに実現するうえで見逃せないシステムになるので要注目だ。

 カロッツェリアの車載用Wi-Fiルーター「DCT-WR100D」は、NTTドコモのLTE通信を利用してデータ通信(車内向けインターネット接続サービスであるdocomo in Car Connect)を可能にする便利なユニットだ。料金は選べる3つのプランが用意されている(1日プラン=550円、1カ月プラン=1650円、1年プラン=1万3200円)。しかも定額で使い放題なので、データ量を気にせず通信を利用できるのも大きな魅力だ。

 同時に最大5台までのWi-Fi接続が可能なので、乗員それぞれのスマホやタブレット、ゲーム機などを接続することも可能だ(ただし「DCT-WR100D」は車載用のWi-Fiルーターなので利用は車での走行中や一部の停車中に限られる)。設置の簡単さも同ユニットのメリット。電源ケーブルをシガーソケットに差し込むだけ動作するので、面倒な配線作業などは一切不要だ。

わかりやすい大きなボタンでスマホアプリをすぐに起動可能

 ではあらためて「MVH-7500SC」を使ったシーンを想像してみよう。同モデルはスマホとの連携を前提にしたメインユニットだ。スマホを設置するクレイドルを備え、普段使っているスマホを車内でもそのまま利用できるのが特徴。

「MVH-7500SC」へはUSBによる有線接続とBluetoothによる無線接続が可能である。USB接続の場合はスマホへの給電も同時にこなすので、スマホのバッテリー残量を気にせず使えるのも魅力だろう。クレイドルにはスマホを縦または横にセットできるのも気が利いている。アプリやユーザーの好みで縦or横設置を使い分けられるのも良い。

 このモデルの大きな魅力のひとつはスマホの画面を操作することなく、スマホのアプリを起動できる点にあるだろう。専用アプリであるPioneer Smart Syncをインストールした上で「MVH-7500SC」に接続すれば、メインユニット側からスマホアプリの操作が可能になるのだ。「MVH-7500SC」の前面パネルにはカーナビ、音楽、電話、メッセージ、音声といったキーがレイアウトされ、それぞれに対応したスマホ操作がスマホの画面を操作することなく連携して動作するという仕組み。

 文字ではなくイラストを採用した大きな物理ボタンを押すだけで簡単にスマホアプリが起動するのは、じつにありがたいもの。スマホは本来、画面を数回タップして目的の機能まで辿り着かねばならないのだが、「MVH-7500SC」ならワンタッチで瞬時に目当ての機能を起動可能。とくに狭い車内などでスマホを活用するなら、まさに理想的なアイテムと言ってもいいだろう。

 例えばカーナビのボタンを押すと、スマホで使い慣れたGoogleマップやYahoo!カーナビといったアプリを立ち上げて利用することができる。本体のボタンに連動させる対応ナビアプリはあらかじめ選んで設定できるので、好みのアプリを連携できるのも便利だ。

 同様に音楽再生ではスマホ内に保存してある音楽データの再生はもちろん、SpotifyやAmazon Musicなどのアプリと連携して利用することも可能。メインユニットでストリーミング再生をはじめとした多彩な音楽再生をコントロールできる感覚が快適だ。

HOME画面は音楽再生に特化した「Musicモード」も選択できる

 このような音源再生能機能をはじめとしたオーディオ機能の充実ぶりはこのモデルの目玉のひとつだろう。タイムアライメントや31バンドイコライザーなどの詳細な調整機能を備えているのも注目。また50W×4chの内蔵アンプ搭載やFLACファイルの再生にも対応するなど、オーディオ機器としての能力も高い。スマホ連携だけが注目されがちなモデルだが、オーディオの基本機能も充実しているので車内で高音質を楽しむメインユニットとしての実力も十分。

Amazon Alexaにも対応

 さらに、使い勝手のうえで注目なのが音声キーと呼ばれるボタン。こちらのキーを押すことでAmazon Alexaに話しかけることができるのだ。楽曲の再生だけでなく、検索、ニュースや天気予報のチェックなど、さまざまな操作を音声で行うことができる便利機能だ。すでにスマホなどでAmazon Alexaを活用しているユーザーには、そのままの使い勝手を車内で利用できるのが大きなメリットだろう。

 例えば再生したいアーティストや楽曲を検索しAmazon Musicで再生することも可能。さらに関連する動画を検索することもできるStreaming Videoリンクという機能も搭載し、AV操作の発展性はかなり充実している。音声操作の精度の高さはすでに高評価を受けるAmazon Alexaなので、ストレスなく使えるのも良い点だ。

 これらの機能を統括しているのは先ほど紹介した専用アプリのPioneer Smart Syncなのだが、こちらのアプリは順次アップデートが実施され、使いやすさもグングンアップしている。

 2021年6月のアップデートではAmazon Alexaによる質問の応答として「表示カード」に対応した。これにより「天気を教えて」と話しかけた際に、スマホ画面に天気予報の表示を行ったり、「周辺のコンビニを教えて」と話しかけた際には画面にコンビニまでの距離を示した一覧が表示されるなど、多彩な表示で情報の確認が可能となった。スマホアプリならではのアップデートを実施することで、ますます使い勝手をアップする同モデル、今後の進化にも注目していきたい。

 このように、車内でスマホをフル活用するのに絶好のメインユニットとなったカロッツェリアの「MVH-7500SC」。スマホとの充実の連携がこなせるうえに、車載用Wi-Fiルーターの「DCT-WR100D」を組み合わせて使えば容量無制限のWi-Fi環境を作ることが可能。スマホのアプリをフル活用して、ナビやAVコンテンツを車内で存分に楽しめる新しいオンラインの環境を整えてみよう。

パイオニア・カスタマーサポートセンター
(フリーコール)0120-944-111
https://jpn.pioneer/ja/carrozzeria/

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