ノー・イエローコーションで終盤は緻密な戦いへ
このステージブレイクで先頭集団がピットに向かう中、16号車はコースに留まり、6番手から最終ステージのスタートを迎えることとなる。そして77周目に最終ステージのグリーンフラッグが振られヒル選手はトップ集団を猛追。その差をジリジリと詰めていく。この最終ステージはイエローコーションの出ない展開で、各チームは107周目あたりから最後のピットインを開始していく。細かなミスが命取りとなるグリーンフラッグ下でのピット作業ではあったが、HREはもちろん先頭集団の各チームも迅速に作業を終え、ピットワークでの順位変動は見られずレースは最終盤に入っていく。
ヒル選手はスパートをかけ、125周目に5番手、127周目には4番手へ浮上。その勢いで翌周には3番手に並びかけるが、サイドバイサイドの争いの中で、軽い接触があり、これで失速して再び5番手に後退。ヒル選手はその後も諦めず攻めの走りで前車を追い続けたがそのまま5位でチェッカー。レース後の車検で3位に入った車両が失格となり、4位が正式な結果となった。貴重なポイントを重ね16号車はシリーズ3位をキープしている。
次戦は、2011年以来のナスカー開催となるナッシュビル・スーパースピードウェイで開催の「Rackley Roofing 200」となる。6月18日(金)午後8時に決勝スタートとなる。