メリット:ジムニー顔×エブリイの積載能力=最強!?
改めてこのジムリイのメリットを考えてみよう。一番はやはり、人気のジムニーのスタイリングを手に入れられること。本物はいまだに新車の納期が約1年といわれており、中古も高騰している。乗りたいと思っても乗れない状況が続いているのだ。それならジムリイを……と考えるのも悪くない。
むろんジムニーとエブリイはまったく個性の異なるクルマだ。特に不整地での走破性能については、エブリイがいくら頑張ってもジムニーには遠く及ばない。履けるタイヤサイズもまるで違う。だがその代わり、エブリイには広い室内、高い積載能力という強力な武器がある。 キャンプなどアウトドアで使うにしても、ジムニーほどの悪路走破性が求められることはあまりない。それより荷物をガンガン積めて、車中泊までこなせる車内スペースのほうが一般的には有用だろう。それに、エブリイもリフトアップして大きめのタイヤを履けば、そこそこ走破性能を上げられる。ジムリイのフロントバンパーはタイヤと干渉しにくいカタチなのでやりやすいはず。
エブリイのアフターパーツは、足まわり・内外装・チューニング系にいたるまで豊富に出回っている。近ごろではジムリイ用のフロントバンパーもあるくらいだ。フェイスキットを付けて「ハイ、おしまい」ではなく、そこからカスタマイズを進めてオリジナリティを出していける。
まとめ:エブリイの新ドレスアップベースにもなり得る
といった感じで、ジムリイはけっこう魅力的なプログラム。おそらく各地のキャンプ場でも、チラホラ出没していることだろう。もともとエブリイはアウトドアユースとしても人気のクルマ。このジムニー顔面を手に入れたら、自慢がてらに出かけたくなるに違いない。 もちろん純粋にドレスアップ目的で付けるのも良し。エブリイは現行のDA17系が登場して6年以上が経つ。前述の通りパーツが多いのはいいのだが、あらかた出揃ってしまい、少々マンネリ気味だったともいえる。ジムリイをベースに、それを打破していくカスタムに挑戦するのも面白そうだ。