日産シルビア純正(S13後期)
現在の軽自動車のホイールといえば4穴のP.C.D.100というのが定番であるが、80年代後半から90年代初めのスズキ車はなんと4穴でありながら、114.3というP.C.D.を採用していた。とくに初代ワゴンRやセルボモードはモデル途中で114.3から100へP.C.D.が変更されており、知らずにホイールを手配して涙した人もいるのではないだろうか(筆者もそのひとり)。
そのため、ちょうどいいツライチオフセットのホイール探しが難航してしまうのだが、ここでピッタリなサイズになるのがS13系シルビアに純正装着されていたもの。さすがにノーマル車高では厳しいが、ローダウンした個体であればツラツラに収まるのであった。
ホンダ・タイプR純正
GT-R用が人気ということであれば、もちろんホンダのピュアスポーツモデルであるタイプR純正も流用としては人気のものとなる。基本的には5穴の114.3がメインとなるが、初代インテグラタイプRの前期型は4穴の114.3というサイズとなっており、4穴ホンダ車ユーザーにも人気が高い。
5穴のタイプではヴェゼルといったSUVやステップワゴン、ストリームといった多くのホンダ車への流用実績があり、手軽にスポーティな雰囲気が出せるとして重宝されている。
今年、ホンダアクセスが発表したホンダeベースのe-DRAGにも、NSXタイプR用の純正ホイール(フロント用4本)が流用されていたことも記憶に新しいところだ。