殺虫スプレーはテント内に! 就寝前にひと吹きすれば朝まで虫除け
殺虫専用のスプレーやワンプッシュタイプの殺虫剤は薬量も多く虫を瞬殺できますが、野外で使用するのはあまり効果的とは言えません。ガス缶は可燃性ガスを使用していますので火気を使用しているキャンプでは引火の危険もあります。テントを設営したらテント内にひと吹きしておけば防虫されますし就寝中の蚊取線香は火災のリスクがありますので殺虫スプレーを上手に併用してください。
また、虫刺され防止には直接肌に塗布するスキンガードタイプの忌避剤との併用が効果的です。近年ジカ熱やデング熱対策に虫除け成分のディートの濃度が30%まで認可されるようになりました。ディートの濃度は持続時間を長くしますが肌が弱い方は低濃度タイプを使用してください。また虫刺され薬、とくにブヨなど化膿しやすい咬傷対策には抗ヒスタミン剤・ステロイド系の虫刺され薬を常備しておくと安心です。
夏キャンの虫除け対策、いかがでしたでしょうか。この夏、キャンプを予定している方はぜひ蚊取線香を再考してみてください。とくに太巻きタイプは眺めているだけでも心強くなってきて、早速キャンプで試してみたくなるから不思議です。精神的にも安心効果があるのかもしれません。 陶器でできた蚊取り線香を吊るす「豚」といっしょに、うちわ片手に涼みながらキャンプなんていうのも、乙でございますね。