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8000rpmまでギンギンに回るテンロクVTEC! F1を制覇したホンダの名機「B16A」を振り返る

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TEXT: 佐藤 圭(SATO Kei)  PHOTO: 本田技研工業

チューニングも盛んで今なお人気の名機

 多くの走り屋に愛されたこともあって、チューニングも盛んに行われた。エアクリーナー/エキゾーストマニホールド/マフラーの「三種の神器」に加え、内部に手を加えて排気量アップや10000rpmに迫る高回転仕様、純正パーツをN1レースの規定で組み直した超精密エンジンなど、ドライバーだけじゃなくチューナーにとってもB16Aは魅力的な素材だった。

 話を歴史に戻して最後の1600ccシビックとなった、EK9型シビック・タイプRでは「B16B」として185psにまでパワーアップ。それより少し前に発売されたDC2型インテグラ・タイプRの、1800ccで200psの「B18C」をEG6にスワップするメニューも、公認車検を取得する必要はあるものの定番といえるだろう。走りのホンダというイメージを全世界へ植え付け、1989年の鮮烈なデビューから32年が過ぎた現在においても、まったく輝きが色褪せることなく、人気も衰えないB16A。

 VTECを初めて採用したことやレースでの華々しい活躍、そして多くのドライバーを育てつつ記憶にも残る名機として、連綿と続く日本の自動車史に名前を刻むエンジンだと断言したい。

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  • 佐藤 圭(SATO Kei)
  • 佐藤 圭(SATO Kei)
  • 1974年生まれ。学生時代は自動車部でクルマ遊びにハマりすぎて留年し、卒業後はチューニング誌の編集部に潜り込む。2005年からフリーランスとなり原稿執筆と写真撮影を柱にしつつ、レース参戦の経験を活かしサーキットのイベント運営も手がける。ライフワークはアメリカの国立公園とルート66の旅、エアショー巡りで1年のうち1~2ヶ月は現地に滞在。国内では森の奥にタイニーハウスを建て、オフグリッドな暮らしを満喫している。
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