栃木の赤はイチゴだけじゃない! ツツジの赤が新緑に映える
春先からの好天続きで、開花スケジュールが例年になく乱れている2021年。花暦のタイミング調整は難しい。そう言いながらも今回のピークハントは初夏の新緑シーズン。ハイキングコースはツツジが主役となる。ドライブついでにツツジの咲き乱れを写し取りたいと思い、狙いは関東のツツジの名勝に絞った。栃木県矢板市の観光名所である八方ヶ原だ。
八方ヶ原は北部に矢板市最高地点となる高原山が坐し、北東には那須塩原高原に連なる山間より滲み出る名瀑が並び、中心地となる大間々台はツツジの群生地として知られ観光ドライブには最適なゾーンだ。今回の山行パートナーであるメルセデスAMG GLA35 4MATICの車首を東北道に向ける。
メルセデスSUVの末弟にしてホットなGLA35 4MATICはベストパートナー
メルセデスSUV軍団の末弟であり、エントリーモデルとして人気のGLAにもAMGシリーズがラインアップに加わり選択肢が増え、より多くのユーザーの希望を叶えることができた。
もっとも過激な45モデルも魅力だが、AMGテイストを堪能するエントリーグレードのGLA 35 4MATICこそ山旅には相応しい。長距離の高速ライドをこなし、緩やかとはいえ勾配のある山岳ワインディングの登坂が控えているのだ。スポーツモデルが持つ高い資質は魅力だ。
2.0L直4ターボパワーのエンジンは306psの最高出力と400N・mの最大トルクを発揮。高速路での力強さは言うに及ばず。山岳路に入ってからは比較的ローギヤ設定のせいだろうか、低中速域が主体のワインディングロードでのマッチングに優れているように感じられる。一部には若干荒れ気味な部分が表出しても、ステアリングが蹴飛ばされるようなことはなくストレスフリーなドライブはGLA35の魅力を引き出してくれる。4マチックの安定感の高さには納得するばかりだ。
目論見は標高差わずか30mの登頂踏破のイージーハイク
「ハイ、メルセデス!」といつも通りにMBUXで呼び出した目的地である大間々台は残念ながら、例年通りのスケジュールのようでヤマツツジはまだ蕾状態だった。狙いはさらに標高の低い県民の森ゾーンに変更し、山を下ることにした。妙な言い回しに怪訝に感じる向きもあるかもしれないので、ここで若干の説明をしておこう。大間々台は標高1278m。
ミツモチ山は1248m。そう、無料観光駐車場のある大間々台からミツモチ山登山は“下山”となるのだ。一方の県民の森では第一展望台は標高870mからの“登山”となる。本来は“下山で登山”し、山頂踏破後は“登山で下山”という標高差わずか30mで踏破の予定だったのだ。
圧巻の展望台から見下ろすシロ、アカ、ピンクのツツジの彩り
県民の森第一展望台横の無料駐車場にGLAを駐め、ハイキングコースに踏み入る。約400mの標高差は緩やかな坂道。ハイキングコースはしっかりとしているので道迷いの心配はない。岩場はほぼ皆無。100m足らずで木造建ての第二展望台が現れる。ここからの景観は見応えあふれるものだった。裾に向かって広がる新緑の大地に鮮やかなアカヤシオとトウゴクミツバツツジが華を競う様を上空より撮影。
この一帯が群生ゾーンで、登山者にはツツジのトンネルをハイクする気分。展望台からは、あまりその姿を見かけなかったシロヤシオも、ハイキングコースを歩いていればその可憐な白い花々が広がっていることに気づく。緑と白が織りなす登山道はまた心を癒してくれる。インスタ映え狙いで度々足を止めることになる。
この第二展望台より上は群生もまばら。那須方面を眺めながらの登頂は1時間もかからずでミツモチ山山頂へ。山頂展望台から那須野が原方面の広がりを堪能し、下山道へ。再びツツジに囲まれ、登りとは違うアングルに新たな発見も。別れを惜しむようにシャッタータイムを重ねつつ無事下山。帰途に名瀑「おしらじの滝」に立ち寄り、深緑とも常盤色とも言えるエメラルドグリーンのインスタ狙いを楽しんだ。
〜今回のピークハントパートナー〜
メルセデスAMG GLA 35 4MATIC
【Specifications】
◆全長×全幅×全高:4440×1850×1585
◆ホイールベース: 2730mm
◆乗車定員:5名
◆エンジン種類:M260型/直4DOHCターボチャージャー
◆総排気量:1991cc
◆最高出力:225kW[306ps]/5800rpm
◆最大トルク:400Nm[40.8kg-m]/3000-4000rpm
◆車両重量:1720kg
◆ステアリング位置:右
◆トランスミッション:8速AT
◆燃料消費率(WLTCモード): 11.7km/L
◆使用燃料/タンク容量:無鉛プレミアム/51L
◆ブレーキ:[フロント]ベンチレーテッドディスク/[リヤ]ベンチレーテッドディスク
◆タイヤサイズ:235/50R19
◆車両本体価格:702万円
今回のコンビニ素材 山めしレシピ【セブンイレブン編】
ミツモチ山と山ツツジの群生を楽しんだ後は山飯! 下山後駐車場にある東屋にてビストロタイム。今回はセブンイレブンの素材で、揚げ物にチャレンジ。お好み串カツに、キムチ焼きそば、そら豆とアオサの味噌スープに、生ハムメロンと炭焼チキンサラダをいただきました! 旨し!!
【生ハムメロンと炭焼チキンサラダ】
3種のレタスを使ったレタスミックスをお皿に敷き詰め、冷凍食品の果実そのままメロンを解凍し、スペイン産豚肉を使った生ハムロースを巻きます。さらに炭火香るサラダチキンをスライスして、オリーブオイルと粗挽き胡椒でいただきます。メロンの代わりにリンゴ、キウイ、マンゴー、パインなど、他のフルーツを合わせても美味しいです。
今回はカップみそ汁、アオサがベース。冷凍食品の塩味そら豆の皮をむいて、ごま油で軽く炒めます。カップみそ汁にコンソメをちょい足してお湯を入れ、炒めた具を投入。卵を溶き入れ、鉄釜焙煎炒りごまと、お好みでラー油をトッピングしていただきます。カップみそ汁は長ねぎ、揚げなす、豚汁など、いろんな味を試すと楽しいです。
3種のレタスを使ったレタスミックス、塩味そら豆の皮をむいて、ごま油を引いたフライパンで炒めます。炒めた具材は別にして、焼きそばの麺を蒸し焼きに。串カツの余ったソースとスパイス香るソース焼そばの粉末ソースをミックスして、具材と麺を合体。お皿に盛ったら、トッピングに本場韓国産キムチをのせていただきます!
鉄スキレットを使って串カツに挑戦。自宅作のから揚げ粉を水で溶いたバッタ液を持参。鶏もも肉の照焼、だし巻き玉子、笹かまぼこ、ポークウインナー、ベビーチーズなど、お好みの具材を串に刺しバッタ液をつけ、パン粉をまぶして揚げます。キャノラー油を鉄スキに満たし、170度の温度でさっくりと揚げて、串カツのタレでいただきます。超旨し!