アメリカでもっとも人気のあるカーレース「NASCAR(ナスカー)」の「カップ」、「Xfinity(エクスフィニティ)」、「Camping World Truck(トラック)」という3大カテゴリーのうちのひとつ、トラックシリーズに長年参戦。2018年シーズンはタイトルまで獲得しているのが、ナスカー界で唯一の日本人チームオーナーである服部茂章代表が率いるチーム「HATTORI RACING ENTERPRISES(HRE)」。今季も若手オースティン・ヒル選手を起用しトラックシリーズに参戦し、エクスフィニティにもスポット参戦を続けている。
3ステージ制の第1ステージ/15周、第2ステージ/30周の各チェッカーの後、最終ステージがあり、全60周(150マイル/240km)で争う決勝レースは、6月26日(土)正午にスタート。HREの「#16 TOYOTA TSUSHO TOYOTA TUNDRA」は2列目イン側からスタートするも、後続車のクラッシュにより直後にイエローコーションが出され、5周目に3番手から再スタートが切られる。しかしトップ車両の失速に行く手を阻まれてしまい、序盤は7番手から追いかける展開となった。その中段の混戦の中で順位を入れ替えながらの接戦を繰り返し、16号車は第1ステージは8位でチェッカー。レース距離が短い今回のレースは、第2ステージまで給油なしで走り切れることもあり多くのチームがこのステージブレイクでコースに留まっていたが、ヒル選手は車両バランス改善のためにピットイン。
貴重なポイントを積み重ねてシリーズ3位をキープしたHRE。レギュラーシーズン2戦を残してプレイオフ進出を決めた。次戦は、7月9日(金)、NASCAR初開催となるノックスビルレースウェイ、1周0.5マイル(0.8km)のダート路面のショートオーバルでのトラックシリーズ第14戦「Corn Belt 150 Presented by Premier Chevy Dealers」となる。