スバル・インプレッサ カサブランカ
多数あるレトロ調やクラシック顔のなかでも、異色だったクルマを1台紹介しよう。それがインプレッサに追加されたカサブランカだ。
1997年のモーターショーにコンセプトカーとして登場し、反響が大きかったため翌年に5000台限定で発売された。クラシック顔などにアレンジする場合、予算も手間もかけられない。ベースはそのまま利用するのが当たり前で、カサブランカも同様だ。そのような条件のもと、厚みがなくてペッタリとした顔の初代インプレッサをベースにしたものだから、ちょっと爬虫類っぽい感じだった。
光岡ビュート
自動車メーカー系ではなく、独立系でクラシック調を広めた光岡の功績は大きい。今でもバディやロックスターなど、ヒットを飛ばしている。その起爆剤となったきっかけが、1993年に出たビュートだ。
2代目マーチをベースとしていて、ジャガーCタイプ風に顔つきを変更しているだけでなく、リヤにトランクをプラスするなど手間がかかっている点が注目された。イギリスのジャガー専門誌が日本の家の駐車場に入っている写真をどこで手に入れたのか掲載して、「なんじゃこりゃ?」と取り上げていたのは印象的だった。
その他・番外編
旧車の雰囲気を楽しむ方法としてもうひとつあるのが、最近まで作っていた長寿車というのがある。三菱のジープ(2001年販売終了)やY31型のセドリックセダン(ガソリンは2002年、LPG仕様は2014年販売終了)、クラウンセダン(2017年販売終了)など、比較的最近まで作られていたモデルもけっこうある。