昭和のクルマには必ず揃っていた懐かしの小物たち
いつの時代にも便利グッズや快適グッズというものがあるし、それらは時代を反映していたりする。なかには今やなくなってしまったものもあって、なおさら懐かしかったりする。今回は、昭和の時代を中心に、当時は当たり前だった懐かしの小物を集めてみた。
灰皿にサービスの粒タイプの芳香剤
車内に限らず路上や公園などでもタバコを吸うのは当たり前だった時代。ガソリンスタンドで「吸い殻捨てておきましょうか?」と聞かれるのは定番だった。捨ててもらう頻度も多かったのだが、返してくれるときにサービスで入れてくれたのが、粒状の芳香剤。消臭効果もあったように思える。
CMでもやっていた芳香剤
新車時からなんとも言えないニオイがしたもので、それだけで酔う人もいた。原因は樹脂や接着剤など、今思えばシックハウス症候群のようなものだった気はするが、いずれにしても芳香剤でカバーするというのも定番対策だった。
コイン&カードホルダー
ETCなんてないのは当たり前で、高速道路に乗るには現金もしくはハイウェイカードが必要だった。ハイウェイカードはテレフォンカードと同じサイズの磁気カードで、5万円分買うと8000円もおまけが付いてきただけに、高速によく乗る人にはありがたい存在だった。
後付けのドリンクホルダー
今でもドリンクホルダーは販売されているが、純正の補助的な存在が多かったりする。そもそも純正のドリンクホルダーは社外品がヒットしたことで普及したもので、なかでも大ヒットしたのがエアコンで冷やせるタイプ。
左ハンドル用のマジックハンド
コインホルダーのところでも触れたが、高速道路の料金所では現金払いが当たり前の時代では、いかにスマートに支払うかが問題。なかでも深刻だったのが左ハンドルで、料金所の収受員さんが料金所のブースからわざわざ出てきて受け取ってくれたりしたが、それも悪い気がしたし、大きなサイズのクルマだと、それでもつらいことがあった。
そこで登場したのが、レバーを引いて握ると先端のキャッチする部分が閉まるマジックハンド。これにお札を挟んでわたせばかなり楽だったし、通行券を取るのもラクラク。ただし、お釣りがコインだと、うまく挟んでもらうのが大変だった。ちなみに形はまんまオモチャなので、見た目はけっこう恥ずかしかった。