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90年代レトロブームの火付け役! スバル入魂の「なんちゃって」クラシックカー6選

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TEXT: 近藤暁史(KONDO Akifumi)  PHOTO: SUBARU/スバルマガジン編集部

トールスタイルでもレトロ顔は継続「プレオ ネスタ」

 ヴィヴィオの後継車がプレオ。トールスタイルへと変更になったが、1999年にネスタというクラシックグレードが登場した。車高が高いこともあって、少々間延びした印象だったのと、ブームが去りつつあったのも関係したか、肝心のクラシック部分がかなり薄くなってしまった。ネスタのなかでもエンジン違いや装備違いで、細分化されていったのも注目である。

クラシック顔史上最大サイズ「インプレッサ カサブランカ」

 最後は軽の枠を飛び出したクラシック顔を紹介しよう。ブームが拡大するにつれて、他社も含め軽自動車以外にもクラシック顔を設定する流れができたのは当然のこと。日産のマーチにはボレロ、トヨタのスターレットにはカラットが登場した。

スバルではさらに少々違う路線というか、クラシック史上最大サイズ&車格となるインプレッサに設定したのは、当時かなり驚かされた。それがカサブランカで、1997年の東京モーターショーに出品されて、翌年にそのまま市販化された。プレオとは真反対に、こちらは上下の幅が非常に狭く、ボンネットが長くてその先だけが、狭小的にクラシックな感じになっている印象で、正直無理くり感はあった。それでも、市販化してくれただけでも大歓迎ではあった。

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