ジムニーライト:オーストラリア
いっぽう『ジムニーライト』はスズキのオーストラリア法人が、6月18日に発表し8月1日から発売する予定とのことだ。コチラも標準車よりタフさとワイルドさを前面に出しており、ホイールはサイズこそ同じ15インチながら素材をアルミからスチールへと変更。またヘッドライトは今となっては懐かしさを感じるハロゲン。フォグランプをなくしドアミラーカバーも樹脂製とするなど、シンプルで質実剛健なキャラクターとなっている。
さらに標準車で採用のApple CarPlayやAndroid Autoを廃し、Bluetooth機能が付いたCDプレイヤーとインダッシュラジオを搭載。エアコンもオートからマニュアルに変わっており、ミッションはジムニーサファリと同じく5速MTのみだという。 ちなみに価格だがジムニーサファリは換算すると約230万円、ジムニーライトは発売を予定している8月1日に発表とのことだ。いずれにせよ装備を簡略化しただけに、リーズナブルになることは間違いないと思われる。日本への導入はハッキリいって望み薄かもしれないが、外装はパーツを取り寄せて同じ仕様を作ることが可能だろうし、レプリカにはしなくともドレスアップの参考にはできるはず。
世界トップレベルの悪路走破性を誇り、クロカンの大会でも絶対的な王者であるジムニー。その性格を考えるとMTオンリーで装備をシンプルにし、ユーザーが手を入れる余地の大きいジムニーライトは、競技のベース車両としてもそれなりに需要があるのではないだろうか?