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大きいことは良いことだ! 今なら手が届く「大排気量マンモス車」5選

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TEXT: 永田恵一  PHOTO: Mercedes-Benz AG/日産/三菱/トヨタ/Auto Messe Web編集部

三菱プラウディア&ディグニティ

 プラウディア&ディグニティは三世代続いたデボネアの後継車として1999年12月に登場している。三菱プラウディア プラウディア&ディグニティはプラウディア/標準ボディ、ディグニティ/ロングボディで、FF車となる点や韓国のヒュンダイにエクウスの車名で供給された点も、2代目モデル以降のデボネアと同様だった。

 エンジンはプラウディアがそれぞれ直噴となる3.5L V6と4.5L V8、ディグニティは後者のV8を搭載している。クルマの仕上がりは当時キャデラックの大型セダンがFFだったこともあり、「和製キャデラック」と評価もあったほど、良好だった。三菱ディグニティ しかし、プラウディア&ディグニティは2001年3月に生産を終了、短命に終わった。なお、ヒュンダイに供給されたエクウスはプラウディア&ディグニティとは対照的に好調で、10年間のモデルサイクルの後、現在はヒュンダイの高級ブランドとなるジェネシスで3代目モデルに移行している。

 

メルセデス・ベンツ(W140型600系)

 1991年に登場したW140型Sクラスは巨大なボディサイズ、車重は最軽量で約2t、二重構造となった側面ガラスなど、当時のメルセデス・ベンツらしい戦車のようなモデルだった。ベンツW140型

 そのフラッグシップとなるのが6L V12エンジンを搭載する600系で、W140型は素晴らしいクルマなのは確かながら、日本のバブル崩壊など当時は世界的に景気が悪かったこともあり、いろいろな意味で重厚長大、「やり過ぎ」という感も否めず、歴代Sクラスにおいて商業的には成功しなかったほうのモデルだった。ベンツW140型 しかし、こういったクルマはW140型の後、ライバル含め現在までほとんどないこともあり、好きな人なら「これしかない」といえる存在なのも事実ではある。

 この種の大排気量車は大排気量ゆえの燃費の悪さや自動車税の高さが敬遠され、中古車が安いこともある。欲しいものがあるのなら、予算を決めるなどお金を使い過ぎない範囲で一度自分のものにすることをお勧めする、そんなクルマたちである。

 

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