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「常識」を脱却した2×5本スポーク! 2021年最注目のVOLK RACING「G025」の秘密

常識を覆す「G025」の造形は専門店もビックリ!

 愛車を手に入れた後、真っ先にカスタマイズしたくなるひとつがホイールではないだろうか。「オシャレは足元から」という言葉もある通り、クルマもタイヤ&ホイールは重要なポイントだ。ホイールのデザインによってスパルタンな雰囲気にもなるし、グッと洗練された大人の装いにもなる。それだけ重要なパートであり、世の中には数え切れないほどの選択肢がある。だからこそ、どんなホイールを選ぶか悩んでしまうわけだが、ここでひとつのベストチョイスを紹介したい。今、多くのユーザーが注目しているボルクレーシングの「G025(ジーゼロニーゴ)」だ。日本を代表するホイールメーカー「レイズ」の旗艦ブランドが手掛ける2×5本スポークデザイン。当然、見た目だけでなく、最先端の技術が投入されている。なぜ今このG025が注目されているのか。石川県を中心に北陸の足元カスタムを支える老舗「カルバン野々市本店」で人気の秘密を聞いてみた。

非常識を新常識にしたG025の挑戦

「2×5本スポーク」いわゆる「Y字」を組み合わせたデザインはさほど新しいものではない。むしろ今では定番と言っていいほど、一般的な造形である。しかしボルクレーシングG025は2019年の発売以来、幅広い車種のユーザーから支持され、今では納期に数カ月掛かるほどの人気を博している。言葉にすれば「2×5本スポーク」という表現で収まってしまうが、G025はその端々にこだわりと機能美を隠れ持っている。正面から見たときは繊細なほどスポークは細く見えるが、斜めから見れば頼もしさを感じる厚みがわかる。ホイールに求められる性能をしっかり確保した「機能美」に惚れ惚れしてしまうのだ。

 それだけではない。G025は従来の常識を覆す構造になっている。最大の注目はスポークの付け根部分。本来、2×5本スポークの場合、強度などを考えればナットホールをY字とY字の間に置くのが一般的だ。理由は簡単。クルマが走っているとき、ホイールとタイヤはグルグルと回りながら地面に接地している。つまり、外周から内側に向けて力が掛かっており、ホイールの中で一番力が掛かる場所がスポークの付け根部分だ。だから普通に考えればそこに穴など開けるわけにはいかない。ナットホール=穴を開けるなど無謀にも思える。しかもG025はそれだけでなく、軽量化するための肉抜き「ウエイトレスホール」まで設けている。Y字の付け根にナットホールを集約することで、スッキリと足長に見えるのはいいが、これで弱ければ本末転倒。

 しかし、当然のことながらホイールとしての強さや剛性はしっかり確保する。「JWL規格」は当然で「レイズ」が独自に設けている基準「JWL+Rスペック2」をクリア。日産R35GT-Rの純正ホイールを作っているレイズである。最新の解析技術によって当初は無謀にも思えたデザインを見事カタチにした。それが「G025」であり、決して「よくある2×5本スポークデザイン」ではない。無駄な贅肉を削ぎ落とし、シャープなフォルムを身に付けた、高機能ホイールなのだ。

コンケイブと大きさアピールにプロも納得

 ところで皆さんは「ボルクレーシング」というホイールブランドにどんなイメージをお持ちだろうか? 昔ながらのファンであれば、スポーツ志向、レース、サーキットなどのキーワードが浮かぶだろう。ボルクレーシングの代表モデルとも言える、6本スポークのTE37シリーズは、超軽量/高剛性が特徴。かなりスパルタンな仕上がりである。しかしG025は同じブランドでもTE37とは違う方向を向いている。

「G025に始まるGシリーズは、ボルクレーシングでもTE37とはまた違った流れになります。ホイールとしての高機能を持ちながらも、刺激的なフォルムが魅力です。Gシリーズは最新の解析技術を用いて、無駄な部分をそぎ落とし、エモーショナルな形状を実現しました」とボルクレーシング企画開発部の高下貴行さん。G025をよく見れば、ボルトホールやその横のウエイトレスホールだけでなく、さらにスポーク付け根にも軽量化のための穴を開けている。軽さを求めることが、結果として刺激的なデザインに繋がっているのだ。ホイールのプロであるカルバン野々市本店の松本崇大さんも、G025の挑戦には驚きを隠せない。

「外部からの入力が集中する場所に穴を開けるのは、ホイールの強度を考えれば難しいことです。そこをあえて肉抜きしたのはレイズさんの技術の高さを感じます。またボルトホール付近をえぐっていることで、センターに向けて落ち込むコンケイブデザインがより強調されますね。近年、コンケーブデザインを求める方が増えていますし、幅広い層のお客さまに好まれると思います」と語ってくれた。

 さらにプロの目から見ると、G025の魅力のひとつが外周をグルリと囲むリムエッジDC(シルバーに見える部分)だと松本さんは語っている。

「黒いタイヤとダークな色のホイールを組み合わせた場合、境界線が曖昧になってしまいます。せっかくインチアップしても、ホイールが大きくなった感じが出ないこともあるのです。その点、リムエッジDCによってホイールの大きさが強調されるのは、装着時に映えると思います」

実物を見てプロと一緒に選ぶのが成功のもと

 ネットや雑誌でホイールの単体写真にひと目惚れ。購入したはいいが、いざ装着してみるとイメージと違っていた。そんな経験をされた方も多いのではないだろうか? ホイールは決して安い買い物ではない。だからこそ、手に入れるなら実物を見てから決めるのが賢明である。今回取材にご協力いただいた「カルバン」は石川県、富山県、新潟県に9店舗を構える地域密着型のカー用品専門店。野々市本店にはボルクレーシングだけでなく、レイズの幅広いモデルがズラリと展示されている。お目当てのホイールの実物を見て、触れられる絶好の場だ。さらにホイールの難しいところはサイズ選びだ。カルバンのようにホイールのプロがいる店舗なら、ひとりで悩まず相談できるのがうれしい。

「ご来店いただいたお客さまには、予算とともに愛車をどのように仕上げたいかというイメージをうかがいます。どのようなスタイルで、車高は下げたいのか、ホイールは何インチくらいを考えているのか。カタログの数字だけ見ていると、イメージとズレが出てしまいますので、求めるスタイルをできるだけ形にしたいと考えています」と野々市店店長の高桑 悟さん。

 野々市本店は店舗横にアライメント調整などを行うテクニカルセンターが隣接。車高を変えた際などもしっかりと仕上げてくれる。タイヤ&ホイールはもちろんのこと、サスペンションまで含めたフットワークの専門店なのだ。こうしたプロに頼ってホイール選びを楽しめば、失敗することなくイメージ通りのクルマに仕上がる。

「石川県にもTE37を筆頭に昔ながらのボルクレーシングとファンの方が多いです。さらにG025は輸入車などにお乗りの方が注目しているのは間違いありません。ミニバンやレヴォーグなどのスバル車でも装着する方が増えて来ました」と高桑さん。スポーツモデル、ミニバン、輸入車など幅広いユーザーがG025を選んでいる。

G025は幅広いモデルとベストマッチする!

 ではここで実際にボルクレーシング「G025」を装着した車両を見てみよう。

●SUBARUレヴォーグ

ホイール:ボルクレーシングG025(マットガンブラック/リムエッジDC)19インチ

●LEXUS IS

ホイール:ボルクレーシングG025(シャイニングブラックメタル/リムエッジDC)20インチ

●TOYOTAハリアー

ホイール:ボルクレーシングG025(シャイニングブラックメタル/リムエッジDC)20インチ

●RANGE ROVERイヴォーク

ホイール:ボルクレーシングG025(シャイニングブラックメタル/リムエッジDC)20インチ

●BMW 440i

ホイール:ボルクレーシングG025(マットガンブラック/リムエッジDC)19インチ

●VWゴルフ8

ホイール:ボルクレーシングG025(シャイニングブラックメタル/リムエッジDC)19インチ

「G025」を手に入れるなら連休中がチャンス!

 発売から2年経った今でもG025の人気は上昇の一途を辿っている。カラーはマットガンブラック/リムエッジDC、シャイニングブラックメタルという基本バリエーションだけでなくオプションカラーも設定。また1年ごとに発表されている限定色も人気だ。2021年の限定カラーはボルドーレッドクリア/DC。深みのある赤が足元を華やかにしてくれる。

また、2020年の限定カラー「ダークブルークリア/DC」も18インチのみ販売中だ。18~20インチとサイズも豊富にラインアップしている。人気モデルゆえ、納期まで時間が掛かるという状況もあったが、レイズはこれに対応して量産体制を見直しているとのこと。より早いデリバリーが期待できそうだ。

 さらに今回紹介した「カルバン野々市本店」が明日(7月22日)から25日までキャンペーンを開催する。G025を手に入れるなら、今が絶好のチャンスだ。スタイリッシュで高性能。常識を覆した「G025」があなたの愛車を変身させてくれることは間違いない! ぜひ実物を見て触れて、この機能美を生で味わっていただきたい。

G025に関するお問い合わせ
レイズ TEL:06-6787-0019 https://www.rayswheels.co.jp/
製造元 レイズエンジニアリング

取材協力
カルバン野々市本店 https://carvan.co.jp/shop/nonoichi/

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