4眼仕様は単なるドレスアップではない
とはいえ、シェビートラックキットは通常2眼だが、Kさんのが4眼仕様。単なるドレスアップかと思いきやちょっと違う。「じつは車高をここまで上げるとライトの高さが車検の基準を超えるので、ノーマルの目の下に同じ丸ライトを移植し、ノーマルライトのデザインに合わせて加工しました。現在は下がロー、上がハイビームとなっています」。仕方なくというのが理由だそうだが、イカリング×
道なき道をのそのそと走るその姿は見る者を魅了する
「デフには電磁ロック機構を、トランスファーにはダウンギアを組み込んでいますから、無理かなと思う斜面でもゆっくり登っていきますから操作性も抜群です。ジムニーファンから一目置かれるフォックスのダンパーもお気に入りパーツのひとつですね」 マウンテンな物体が道なき道をのそのそと走る姿はひと目見たら忘れられない。そのギャップ萌えなケロケロ号は街中だけでなく、キャンプ場やオフロードコースでも人気者だ。
サイドの給油口と燃料タンクのカバーは先端にマグネットを取りつけることで作業性を考慮、リヤに回ればヒッチメンバーを活用したカーゴキットを装着し、スコップとタイヤを合体。カーゴをフラットにしても地上とのクリアランスが保てるのでそのまま気にせず走れる(公道ではNG)という。 ボディから左右に生えているのはスタビライザージャッキ。宿泊時のボディの揺れを抑制し、快適に過ごすためのアイテムで、これはトレーラーなどでは必須だそう。
内装はボディカラーに合わせて限定であるグリーンのSR7をインストールし、星条旗をあしらったステッカーゴムシートでコーデ。フロント、左サイド、後方上、後方水平の3カ所を確認ができるようにカメラをセットするなど法規と安全性も抜かりなしだ。 公認車検も取得し、隅から隅まで隙なし。もはややり切った感のあるケロケロ号だが、まだまだ終着点ではないとKさん。ここからどう進化していくのか? カスタマイズ道はやはり奥深い。