対策3:屋外遊びでは帽子とタオルを用意せよ
タープの外で遊ぶときは通気性のよい帽子をかぶり、首筋もしっかりガード。直接、日差しが肌に届かないので熱中症予防効果が高い。
太い血管が皮膚近くに通っている首周りを冷やすことで体温上昇を防げるので、濡れタオルや小さな保冷材をくるんだ手ぬぐいを首に巻き付けておくと効果的だ。汗で蒸れやすい背中や太い血管に近い腋を冷やせばさらに涼しく感じる。
そこで注目したいのがファン付きベルトやファン付きベストだ。
背中に風を送り、背中の汗が蒸発するときの気化熱で涼しく感じるというもの。もともとは工事現場や工場などで愛用されてきたものだが、近年はアウトドアブランドやセレクトショップがファン付きベストのメーカーとコラボするなど、キャンプやガーデニングなどに取り入れやすいものが増えている。
ロゴスから出ている手持ちのウエアの下と組み合わせられるベルト式エアコン。衣類の中に入れて背中を冷やすほか、衣類の上に装着して顔や首周りを冷やすこともできる。 ファン付きベストの老舗「空調服」が夏のアウトドアを考慮して設計したベストも、たっぷりの風量を背中に送り込んでくれると評判だ。
まとめ:暑さをしのぐ工夫も夏キャンプのおもしろさ
梅雨があけ、いよいよ暑さは本格化する。
キャンプやアウトドアアクティビティでは楽しくなって無意識のうちに無理してしまうが、長時間、日差しにさらされるだけでも体力を奪われる。
キャンプ=BBQや焚き火のイメージがあるけれど、暑い時間帯は火を使わない料理に徹するなど暑さをしのぐ工夫も夏キャンプのおもしろさ。 コロナ禍の今、屋外でのびのび過ごせるキャンプはストレス解消にもってこいだが、キャンプ中のケガや体調不良で地域や医療に負担をかけかねない。キャンプ場では無理せずのんびりすごし、体調がすぐれない日は予定をキャンセルすることも大切だ。