程度極上でキャブ交換後は快調の極み
エンジンは70ps/6.7kg-mをマークする4気筒 DOHC。このS800Mは海外向けに発売したモデルをベースに日本国内仕様に手直ししたモデルのようだ。搭載されている純正キャブの状態があまりよくなく、6500rpmから上が回らない。そのため、サイドマーカーを譲ってくれたオーナーがFCRキャブを持っているということで、それも譲ってもらい交換。抜群に吹けあがるエンジンに生まれ変わった。そして現在では絶好調の走りを実現させている。もちろん、ブレーキパッドはエンドレス製が装着され、今後はキャリパーなども装着する予定だ。
また、ランプ類のプラスチック製品、それを覆うクロームのリング部分など純正部品はなかなか手に入らない。仲間同士のつながりなどを辿り、手に入れたそう。幌の状態もよく、オープンにしたときに被せる幌カバー も新品同様。 ボディの黄色は純正色だが、 オールペンを施している。
前オーナーが大事に扱っていたクルマであったため、購入後に大きな補修をすることがなく、細かいメンテナンスで現在のコンディションが保たれている。
ホンダS800M諸元表(1970年当時のデータ)
全長×全幅×全高(mm):3335×1400×1215
最低地上高(mm):160
ホイールベース(mm):2000
トレッド(mm):前1162/後1150
車重(kg):755
エンジン:水冷直列4気筒DOHC
排気量(cc):791
ボア×ストローク(mm):60×70
最高出力(ps/rpm):70/8000
最大トルク(kg-m/rpm):6.7/6000
最高速度(km/h):160
加速(SS0-400m):16.9秒
トランスミッション:4速MT
サスペンション:前トーションバー独立懸架式/後コイルバネ式
ブレーキ:アネット型ディスク/リーディングトレーリングシュー
タイヤ:前後ラジアルプライ145-SR13