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「いつかはクラウン」を叶えるなら今でしょ! 100万円で「名門感」が味わえる中古モデルは?

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TEXT: 平塚直樹(HIRATSUKA Naoki)  PHOTO: Auto Messe Web編集部/トヨタ

いつかはクラウン 今ならどのクラウン

「いつかはクラウン」という言葉をご存じだろうか。1980年代後半、トヨタの4ドアセダン「クラウン」の7代目S12型、続く8代目S13型のCMで全国に流れたキャッチフレーズやコピーだ。当時のクラウンといえば、庶民が憬れる高級車で、家や家電製品のように購入することが成功の証でもあった。クラウンが爆発的に売れた時代だ。8代目クラウンS13型 1955年に初代が発売され、現行モデルが15代目となるクラウンだが、次期モデルは「SUVになるのでは」といったウワサもある。SUV全盛という時代の流れとはいえ、人気が高かったころを知る50歳代以上の筆者を含めたおじさんたちには寂しい話だ。だが、逆にいえば、今はセダン型のクラウンを購入する最後のチャンスかもしれない。初代クラウン ただ、コロナ禍の影響などで収入が減り、予算がない人も多いだろう。なにせ、現行クラウンの価格(税込)は、エントリーモデルでも489万9000円、ハイブリッド4WD車の最上級グレードでは651万3000円もする。現行15代目クラウン そこで、ここでは、インターネットの中古車サイトなどを参考にしながら(価格などはあくまで参考値)、100万円台で中古車が買える狙い目クラウンを紹介する。

10年落ち以内なら13代目S20型か

 現行型や年式が新しいモデルは、中古車でも価格が高い。だいたい300万円代以上、中には600万円代のものさえある。

 価格が安いモデルを狙うのであれば、おのずと古い年式のモデルを選択することになるが、できれば「10年落ち」以内のクルマがいい。初年度登録から13年を経過すると、車検時の自動車重量税や毎年支払う自動車税種別割などが高くなるからだ。

 例えば、自動車税種別割では、13年以上経過したクラウンの2.5Lエンジン車でも4万5000円/年が5万1700円/年になる。3.0L車や3.5L車はさらに高くなる。また、年式が古ければ古いほど交換部品や故障箇所なども増えていく。ハイブリッドも現れた13代目クラウン となると、ギリギリ2008年から2012年まで販売された13代目S20型(200系)になる。縦長のヘッドライトや前後オーバーハングの延長によりシャープなスタイリングを強調したモデルで、プリウスでも採用されているスプリット方式のハイブリッドシステム「THSII」をクラウンで初めて設定。エンジンには2.5L、3.0L、3.5Lの3タイプが用意された。ハイブリッドシステム「THSII」 10年落ちの2011年式や9年落ちの2012年式もタマ数が多いし、中古車の相場価格帯は9万円代~298万円台、100万円以下で買える中古車も多い。もちろん、安いからといってすぐに飛びつくのではなく、購入する際はきちんと内外装やエンジンなどをチェックすべきなのは他の中古車と同様だ。

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