せっかく手に入れたポータブル電源が使えない
キャンプサイトでの利便性を向上させるため、電化製品を多用するキャンプが流行しています。その理由は高出力のポータブル電源が市販化され、手の届く価格帯になったことが影響しているようです。ポータブル電源はキャンプ雑誌やネットニュースでも取り上げられ、すでに手に入れたという人も多いでしょう。
しかし、このポータブル電源を手に入れたにも関わらず持参した電化製品が使えないというトラブルも数多く発生しています。その理由は使いたい電化製品とポータブル電源の出力が釣り合っていないことです。電子レンジは300~600W、ヘアドライヤーは1500W前後と電化製品のなかでも大きな出力が必要になるのです。
また、出力×使用時間を表す「Wh」も重要で、使用することができても数分で電気を使い果たしたのでは意味がありません。ポータブル電源を購入する際は、使用したい家電の最高出力とWhに対応できる蓄電量を保持しているかを確認してから手に入れましょう。
使い終わったテントやタープ、シュラフを収納できない
キャンプ場で使ったテントやタープが付属の収納袋に入らない……。そんな不思議な体験をしたことはりませんか? 新品の場合ピッチリと収まっていたにも関わらず、使い終わったテントやタープは丁寧に畳まなければ袋に収まらないことはよくあります。フライシートやテントの角を合わせ、空気を抜くようにしっかりと折り畳むこと。また、新品時に骨組みや付属パーツがどの位置に入っていたかを忘れないように、テントやタープを広げる前に収納されていた状況をスマホで撮影しておくのも賢い方法です。
付属品以外のペグやロープを使った場合には、元の袋に収納できなくなることも多いので専用の「ペグ袋」などを用意し、分別して収納することをおすすめします。本体と分けて収納した場合、次のキャンプに忘れてしまうことも考えられるのでベルクロやカラビナなどで本体の袋に結束しておきましょう。ペグハンマーや自在金具、ロープなどをまとめて収納しておけば、設営のときに慌てずにすみます。
宿泊中にテントがカビ臭くて悶絶!
キャンプを楽しんだ後はメンテナンスを忘れずに。雨や夜露に濡れたテントを収納袋に入れたまま倉庫やガレージに置きっぱなしにすると、カビや腐食の原因になります。湿気を持ったま放置することでテントにカビが発生してしまい、次のキャンプで「カビくさくて眠れない」ということにもなりかねません。
同様にメンテナンスをしておけば、アルミ製のポールが腐食しジョイント部分が接続できない、プラスチックのペグが劣化して折れてしまうといったトラブルを防止することができます。テントやタープ、付属品は汚れを落とすだけでなく、十分に乾燥させてから収納し直してください。
メンテナンスはテントだけでなく、チェア、テーブル、バーナーやBBQコンロにも必要です。焼き肉のタレが付いたテーブルがシミになったり、チェアにカビが生えてしまうなどのトラブルを防ぐためにも汚れをしっかりと落とし、接続部分に潤滑剤を塗布しておくこと。ガス式のツーバーナーやコンロはガスの残量を確認し、少ないようなら予備のガス缶を購入しておきましょう。事前に用意しておけば、キャンプ中のガス欠で慌てることもありません。
まとめ:小さなミスでキャンプを台無しにしないよう注意
キャンプに失敗談は付きものですが、自然を楽しむキャンプでは小さな失敗が大きなトラブルに繋がることも少なくありません。もし、本当に困ったことがあるのなら遠慮をすることなく管理事務所や近くのキャンパーに助けを求めましょう。