着火剤をケチってはダメ! 着火には多めの火力を用意する
着火材にはひと握りほどの使用済み割り箸があれば足りますが、河原であれば流木を細く削いで焚付けを作っていてもいいでしょう。また市販のファイアブロックやジェルタイプの着火剤を使用するのも有効です。
CB(カセットボンベ)缶に直付できるガスバーナー・トーチで着火すれば強火力で点火できますが、着火剤なしで直接バーナーで着火するには大量のガスを消費します。その際、長く続け過ぎると輻射熱でのボンベの爆発リスクがあるため十分な留意が必要です。またジェルタイプの着火剤は点火後の継ぎ足しNG。爆発燃焼して衣服に飛び火するリスクがあります。
BBQで手際よく炭をおこすもうひとつのポイントは焚付けをケチらないことです。焚付が足りないと十分に炭に火が回りません。素早く炭火を起こせるとBBQ自体がスムースに行えるほか、炭・BBQのリテラシーが危険を低減することにもつながっていきます。
BBQ後の炭は灰になるまで燃焼し切るのがもっとも安全ですが、火消し壺があれば酸素遮断で消火します。着火に使用したアルミホイルで包んでも酸素遮断で消火できますし、灰ならそのままゴミ出し可能です(当該自治体のルールに従うこと)。消火直後は熱いので冷めるまで待ったほうがいいでしょう。 炭火のBBQは火力もあり料理を美味しくしてくれます。肉、とうもろこし、焼きそばなどの鉄板料理も得意です。炭火を迅速に起こしてぜひ火の力を引き出してください。なお、終わったらゴミを残さないようマナーの良いBBQを。ゴミは持ち帰りが原則です。