インプレッサ・ビームス・エディション(2007年)
日本のファッションブランド系ではスバルのインプレッサ・ビームス・エディション(2007年)も見逃せない。カタログの説明には“夢とモノにこだわるお互いの発見と共感”と書かれており“乗るたびに面白くて、見ているだけでも嬉しくなる”クルマがコンセプトだったようだ。
オレンジはビームスのブランドカラーでもあり、ボディ色とシート表皮色に採用。さらにブラウンのボディ色にアイボリー&ブラウンレザーを組み合わせたコンビネーションも設定。オレンジ色の縁取りが施されたメーターやエンブレムといったディテールにもこだわりのポイントが。
ジムニーKANSAI(1999年)
そのほか日本が世界に誇るファッションデザイナーの山本寛斎氏。残念ながら2020年に他界されてしまったが、氏のセンスが息づくクルマとして登場したのがスズキのジムニーKANSAI(1999年)だった。 じつは筆者はリアルタイムでチェックしそびれており、かつ手元にあるカタログに詳しい説明がないのだが、写真を見れば、少なくともシート表皮(とドアトリムのインサート部分)が専用であることがわかる。
このシートはさぞ目が覚めるような色調だったことだろう。ほかにKANSAIロゴ入りスペアタイヤハウジングなども専用装備だった。
カルタス・エレッセ(1991年)
もう1台、同じスズキからカルタス・エレッセ(1991年)というのも発売されたことがあった。“ゲレンデに似合う、コートに似合う、グリーンに似合う、何より私に似合う”と、いささか空気の匂いが甘かった時代のコピーがカタログに載っており、リヤガーニッシュ(とドア)にドーン! とロゴが入っていた(デカールと書いてあるので飽きたら剥がせたのかもしれない)。ほかにタグ付き専用シート、ロゴ入りフロアマットなども。
そのほかにカタログ写真はないが、ファッション系のコラボモデルというと、3代目日産ローレル時代のジバンシィ、1986年に登場した三菱デボネア(2代目)にあった、アクアスキュータムなどもあった(コラボモデル・その2に続く)。