コラボして誕生したハイパフォーマンスカーをプレイバック
人に得意不得意があるように、自動車メーカーにも得意不得意があります。今回は自動車メーカーの枠組みを超えて、コラボレーションにより誕生したハイパフォーマンスモデルたちを紹介。お互いの得意分野を合わせたからこそ誕生した、走りにこだわった魅力的なモデルたちです。
三菱ギャランAMG
AMGは今でこそメルセデス・ベンツのスポーツブランドとして確固たる地位を固めていますが、元々は同ブランドを得意とするチューナーという存在でした。そんなAMGが日本の三菱とタッグを組んだのは1986年のこと。2代目へとモデルチェンジしたデボネアに専用のエアロパーツなどを装備した「ロイヤルAMG」をラインアップしました。
いすゞジェミニZZハンドリング・バイ・ロータス
今でこそトラックやバスなどの商用車のみを生産しているいすゞ自動車ですが、かつては乗用車も生産していました。そんないすゞ自動車が1974年から1993年まで生産していた小型モデルがジェミニです。そのジェミニの2代目モデルに1988年に追加された仕様が「ジェミニZZハンドリング・バイ・ロータス」です。
ダイハツ・シャレードデトマソターボ
1984年、ダイハツが生産していたシャレードに追加されたのが「デトマソTURBO」です。イタリアの自動車メーカーであるデトマソ社とコラボして誕生したこのモデルは、1リッターターボエンジンを搭載する小型車のシャレード(2代目)をベースに、専用のエアロパーツやマフラー、高性能なピレリP8タイヤを装着。内装もMOMO製ステアリングホイールやバケットシート、レッドをあしらったカラーコーディネートなどスポーティーに仕上がっていました。
アウディRS2アバント
アウディのスポーツモデルと言えば、「RS」のバッジが与えられたモデルであることはクルマ好きの誰しもが納得することでしょう。そんなRSモデルは、クーペはもちろん現在ではSUVにも存在しますが、そのスタートはワゴンボディのアバントからでした。
アバルト124スパイダー
現代のコラボレーションスポーツモデルとして忘れてはならないのが、アバルト124スパイダーです。2016年に発表されたこのモデルは4代目マツダ・ロードスターであるND型をベースに、オリジナルデザインの外装を採用。エンジンもアバルトチューニングの1.4リッターターボエンジンを搭載し、ロードスターよりもパワフルな170psを発生します。