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「レース生地のシートカバー」がしぶとく、ゴージャスに進化していた! イマドキのドレスアップ事情

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TEXT: 平塚直樹(HIRATSUKA Naoki)  PHOTO: Auto Messe Web編集部/ワゴニスト編集部

お決まりのシート劣化にシートカバーで備えるメリット

 最近のクルマは、純正シートのクオリティが高くなっている。ファブリック素材でも、疲れにくい適度な硬さと体にフィットする高いホールド性を持つものも多い。また国産車でも、例えばトヨタのアルファードやハリアーなど、本革シートを選べるモデルも増えていて、どれも輸入車に負けない質感だ。

 だが純正に限らず、シートは長年使っているうちに劣化する。ファブリックなら乗り降りする箇所が擦れてくるし、本革でも座面などが凹んだり、手入れが悪いと色が変色したりしてくるものだ。また、小さい子どもやペットなどを乗せる場合は、どうしても汚れてしまい掃除が大変だったりもする。シートカバー

 そこでおすすめなのがシートカバーだ。最近はさまざまなタイプの商品があり、劣化や汚れを防ぐことを主としたリーズナブルなものから、純正シートよりもデザイン性や質感が高まるといったドレスアップ効果を望めるものまで多種多様だ。また、素材も好みや使い方などによってさまざまなものが選べるし、汎用品から車種専用、オーダーメイドものまで、まさに百花繚乱といえるだろう。グレイスのシートカバー ここでは、そんなシートカバーについて、一般的にどんなタイプがあり、使う目的によってどんな選び方をすればいいのか紹介する。

あらゆる目的に立ち向かえる汎用性

 とにかく汚れや劣化を防ぐことが目的であれば、通販サイトだと数千円台から購入できる汎用タイプがおすすめだ。素材も、布やポリエステル、合皮(合成皮革)などさまざまで、ソファーのような風合いのものや、スポーティなメッシュ、竹炭入りの消臭タイプなどまである。

 また、例えば釣りやキャンプなどが好きなアウトドア派には、ウエットスーツ素材などを使った防水タイプもあり、濡れた服のままでもシートに乗り込むことができるタイプも選べる。愛犬家には愛犬の居心地を助けるものもあるのだ。愛犬用シートカバー

 汎用タイプにはフリーサイズのものが多いが、なかには軽自動車用やSUV用といったものもあるので、購入する場合は必ず対応車種などをチェックした方がいい。また前後シートでそれぞれ別売りのもの、前後席用でも2列シート車向け、3列シート車向けなどがある。選ぶ際には、セット内容もしっかり確認することをおすすめする。

古きゆかしきレースのシートカバー

 ちなみに、汎用タイプには、タクシーなどがよく装着しているレースタイプなんていうのもある。昭和の時代なら、例えば高級セダンのシートにレースのカバーを付け、「高級感を醸し出す」といった方程式もあった。しかし、さすがに今どきのクルマにはちょっとミスマッチかもしれないだろう。

優雅なレースのシートカバー

 だが、例えば旧車に乗っている場合などで、「古き良き時代」を演出する、あるいは究極のゴージャスに舞い戻るには中国製「英得尔(インドゥアー)」 ブランドのレースシートカバーなどは、意外に使えるアイテムかもしれない。

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