グルメキャンプの台所ノウハウ〜準備編〜
限られたアイテムのなかで作るキャンプ飯。自宅のキッチンに比べると不便で慣れない環境のため、時間がかかったり、失敗してしまったなんて経験もあるのではないでしょうか。そこで少しでもスムースに調理を進めるために、まずは筆者がしているキャンプ前日のルーティンからご紹介しましょう。美味しい料理でおもてなしするキャンプ現場料理、まずは準備もまた大切なものです。
①事前に献立を決める
筆者の場合、3日前ごろから献立を考えます。1泊2日であれば1日目の昼と夜、2日目の朝と昼の4食。2泊以上の連泊であれば、多めに作って残り物をアレンジできるようなメニュー(パエリア→リゾット、鍋→雑炊など)にして、調理工程をなるべく減らすような料理を考えます。
②必要な調理道具・調味料・食器を決める
現地で作るキャンプ飯に合わせて、調理道具・調味料・食器・食材などを決めていきます。キャンプへ行く準備をする際は、先に献立を考えておくと必要な荷物量が明確となり、その後の準備がしやすくなります。
調理道具や食器のオススメとして、複数の鍋やフライパンがひとつになったクッカーセットや、重ねて収納できるシェラカップなどがあると、荷物もコンパクトで現地での散らかり防止にも繋がります。
③メモを作って忘れ物を防止する
キャンプ飯による失敗談の多くは「忘れ物」が原因。その対策として、持って行くものをスマホのメモアプリや紙に書くなど、「見える化」することで忘れ物が減少します。
筆者はスマホのメモ機能を使い家族やグループで共有したり、献立を冷蔵庫やクーラーボックスに貼るなどして対策をしています。
④食材の下処理をしておく
現地でスムースに調理できるよう、自宅で野菜をカットしたり、肉をジップロックなどに漬け込み冷凍しておくなど、前日に準備をしておくのもポイント。買い物時点でカット済み野菜や漬け込み肉を買えば、準備がさらに楽になります。
食材の下処理を済ませたり、肉、魚、野菜などがパッキングされていた状態のラップ、トレーなどを自宅で処分しておくと、現地でゴミを減らすことにも繋がります。
⑤冷蔵庫内を整理しておく
出発する直前まで冷蔵庫に入れている食材や調味料。当日に「どれ持って行くの!?」と慌てて忘れてしまわないように、キャンプに持って行くものをまとめて整理しておきましょう。
最後に、忘れ物がないか確認して、選りすぐった台所用品を積んで、キャンプキッチンへ、いざ出発!
今回紹介した内容は、筆者のこれまでのいろいろある失敗から得られたものです。とはいえ毎回完璧ではなく、行くたびに「次はこうしてみよう」と色々と案が浮かんでくる、これもまたキャンプが飽きない理由のひとつ。ぜひ参考にしてみてください。次回は、キャンプ現場での台所ノウハウ、ひとつの実例をお届けしましょう。