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所有してたら確実に「自動車税」貧乏! 古き良き大排気量「贅沢エンジン」搭載車5選

排気量6Lオーバーのマンモスエンジン搭載車

 昨今はダウンサイジングターボなどによるエンジンの小排気量化が進んでいることもあり、大排気量車は希少な存在になりつつある。という訳でここでは現行車ではない旧世代となる、排気量が6Lを超えるマンモスのような大排気量車をピックアップしてみた。

メルセデス・ベンツSクラス450SEL6.9(W116型)

 1972年に登場したSクラスとしては初代となるW116型に、モデルサイクル中盤となる1975年に追加された6.9L V8エンジンを搭載したスペシャルモデル。

 古いクルマだけに「蹴とばされたような加速」など、いろいろな説があるが、YouTubeで加速シーンを見ると意外にジェントルなフィーリングで加速力は現代でも通用するレベルだ。

 また、これだけ古い世代のクルマにも関わらず、メルセデス・ベンツらしい現代の交通環境にも十分対応する高速域でのスタビリティを備えていることにも驚かされる。

ダッヂ・バイパー

 シボレー・コルベットに対抗するアメリカンスーパーカーとして、初代モデルは1991年に登場。エンジンは歴代8L級のピックアップトラックにも使われていたV10エンジンを搭載していた。いかにもアメリカンスーパーカーらしいモデルだったのに加え、こんなクルマが3世代に渡り2017年まで販売されていたことにも驚く。

シボレー・コルベット

 アメリカンスーパーカーの代名詞でもあるコルベットは2代目と3代目モデル、現行モデルを含む6代目以降が6LオーバーのV8エンジンを搭載。

 6代目と7代目モデルにはスーパーチャージャーもあり、現行型となる8代目モデルでミッドシップとなったが、先代型となる7代目モデルまではFRという伝統を守り続けていた。

マクラーレンF1

 1991年に登場した、F1にも参戦するマクラーレンの市販車部門となるマクラーレンカーズが開発したスーパーカー。レーシングカーでいうデザイナーはF1のブラバムやマクラーレンで数々のチャンピオンカーを設計したゴードン・マーレー氏である。

 マクレーレンF1は絶対的な性能に加え、運転席が中央にある3人乗りとなる点など、ユニークな点も多数あるスーパーカーだった。エンジンは当初マクラーレンとのタッグでF1黄金期にあったホンダからの供給を望んでいたと言われているが、ホンダからの供給は合意に至らず、BMW製となるNAで600psオーバーの6.1L V12を搭載していた。

 また、マクラーレンF1は95年のル・マン24時間レース総合優勝(ドライバーのひとりは、このときが日本人ではル・マン初優勝となった関谷正徳氏)など、GTカテゴリーのモータースポーツでも大活躍した。

メルセデス・ベンツAMG63系

 現在もメルセデス・ベンツAMG系のモデルおいてフラッグシップになることも多い63系は設定されているが、最近は4L代にダウンサイジングされたターボエンジンを搭載することが多い。

 しかし、しばらく前のAMG63系は6.2LのV8NAを搭載し、とくに先代のSL63 AMGは速さはもちろん、クルマ好きのゴールにも相応しい優雅さも備えていた。

ブガッティ・ヴェイロン

 ヴェイロンは現在VWグループ傘下となっている、フランスのハイパーカーメーカーであるブガッティが2005年にリリースしたモデルだ。

 ヴェイロンは1000psオーバーのクワッド(4つ)ターボ8L W16を搭載し、0-100km/h加速2.5秒、最高速は400km/h以上というこの世のものとは思えない性能を持つ。

 また2億円近い価格や約5000万円の予約金が必要なことや購入者の信用調査が行われる点など、逸話も多いモデルでもあった。

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