エンジンの排気量アップ:税法の抵触に要注意
次はエンジンの排気量アップ。例えばEK9シビックにDC2インテグラのB18Cを搭載するなど、エンジン型式が変わるケースは誰もが構造変更が必要とわかる。しかし、つい見逃してしまうのは同形式のエンジンを使い、ボアもしくはストロークアップした場合だ。
同じエンジンでも排気量が変われば構造変更をしなければならず、シルビアや180SXのSR20(正確には1998cc)を2.2L化したようなときは、自動車税の額も変わるので税法にも抵触してしまうので要注意。
サイズと重量:極端な軽量化も実はNG
最後は外装というかボディのサイズと重量について。軽自動車や乗用車は車検証に記載されている寸法から、長さプラスマイナス30mm/幅プラスマイナス20mm/高さプラスマイナス40mm以内であれば問題ない。
同じく重量は軽自動車と5ナンバーの普通乗用車がプラスマイナス50kg、3ナンバーはプラスマイナス10kgまでの変化なら保安基準をクリアできる。つまりエアロパーツの装着や加工によってボディの寸法が上記の範囲を超えたり、レーシングカー顔負けの極端な軽量化をすると違法になることがあり得るのだ。
まとめ:プロショップに相談しながらカスタマイズが○
ほかにもスモークフィルムの劣化による透過率の低下、ドラレコの取り付け位置といった『うっかり』は意外に多い。不安なときはノウハウのあるプロショップで確認してもらい、合法車両で安心かつ安全なカーライフを楽しもう。