渓流のキャンプ場はマイナスイオンの宝庫
川派のキャンパーが求める“瀬流のせせらぎ”には、都会の喧騒で疲れた心を癒してくれる効果があり、滝や瀬にはマイナスイオンがたっぷり。清らかな渓流の眺めは爽快で、時間が経つのを忘れてしまいます。
川キャンプを楽しむときには、箱メガネや水中メガネ、水着は必須。子どもたちと共にするのならライフベストを必ず持参してください。深い淵にはヤマメやアマゴ、イワナなどが隠れているかも知れません。希少な渓流魚を観察し、岩の裏に隠れている水生昆虫を見つけて一喜一憂するのも渓流キャンプの楽しみです。河原では渓流ならでは面白い形の石を探してみたり、渓流で冷えた体を大岩で温めるのも楽しいもの。
ですが、源流やダムに近い渓流は水温が低く、意外と流れが速いので注意が必要です。浅瀬から急に深い淵へと落ち込む場所も多いので、子どもたちから目を離さないようにしてください。夏場でも水温の低さで低体温症になることもあるので、短い時間で休憩を取らせることも必要です。
河原でキャンプを楽しむ場合、渓流は石が多いこともありベース作りが重要になります。テントを張る場合には石を取り除くのはもちろんですが、厚めのマットまたはコットを使うことをおすすめします。背中に石が当たって寝づらい……というのが川キャンプのあるあるなのです。
また、河原では地面が固くペグがしっかりと打てないこともあります。プラスチック製のペグではなく、しっかりと地面に付きさせる金属製のペグとハンマーを用意しましょう。また、渓流にあるキャンプ場では急な天候変化やダムの放水による増水も考えられます。水が急に濁って来たり、上流方面の雲行きが怪しい場合にはすぐに撤収してください。
まとめ:参加するメンバーがいかに楽しめるかが大事
山派、川派に分かれるキャンプ場選びですが、参加するメンバーがどれだけ楽しめるのかを考慮して選ぶべきかがおわかり頂けたと思います。非日常を楽しむキャンプだからこそ“思い出”として記憶に残る最適な場所を選んで下さい。